■ランキング表はこちら

　早いものでもう今年も残りあとわずか。いよいよ年賀状の準備も本格的に始めなければならなくなってきた。しかし、最近ではメールで済ますから準備は必要ない？　なんて人も増えている様子。

　というわけでオリコンでは、「来年（2007年）の年賀状を出す手段」をリサーチした。メールで済ます人、ハガキにこだわる人、果たして世間ではどのくらいの割合になっているのか。

　第1位はやっぱり王道「ハガキ」！　続いて2位が「携帯メール」、3位が「PCメール」と続く。
　しかし、注目したいのは年齢層別のランキング。40代はハガキが全体の84％に対し、PCメールと携帯メールがそれぞれ3％以下とごくわずか。30代においてもハガキ派は全体の76％に対し、携帯・メールともに5％以下と、こちらもごくごく少数といっていい。しかしそれが20代になると激変！　ハガキ派はなんと全体の51％とほぼ半分。そのかわり携帯メールが全体の24％と、約4分の1を締める結果となっている（ちなみにPCメールはわずかに3％ほど）。20代にとってもはや年賀状はハガキに限る、という感覚は少数派になりつつあるのか？

　20代における「携帯メール派」の意見をチェックしてみると、一番多いのはやはり「手軽だから」「簡単だから」といったもの。確かにメールの場合一斉送信機能もあるし、ハガキ代よりも通信費用だって安い。

　しかしその一方でこんな意見が目立ったことも気になった。「みんなの住所ってわからないし」（熊本県／20代男性）「友人の住所よりもメールアドレスを知っていることのほうが多いから」（北海道／20代男子）　そう。今どきのコミュニケーションに必要なのは、いわゆる“メルアド”と“ケータイの番号”。個人の住所を交換する必要性も習慣もないということだろう。そう考えると郵便によるコミュニケーションが難しくなるのは当然なのかもしれない。

　そんな中、20代でもメールが便利と知りながらもあえて「ハガキ」という人も多いのは数字が示すとおり。
「メールだと味気ないので、やはりハガキで」（高知県／20代女性）「気持ちがこもるから」（北海道／20代女性）「お世話になった人には直筆でメッセージを添えたいから」（京都府／20代女性）
　“20代の4分の1がメール派”といっても、その倍である半数はやはりハガキにこだわっている。そして年代問わず多かったのは「メールは失礼」という意見。「簡単だから」と安易にメールで済ませていると、思いもよらず相手にとって失礼に思われている可能性はけっこう高いのである。

　とはいえ何も、メールは絶対にダメというわけではない。
「身内にはハガキで送るが、友達には携帯で送る」（埼玉県／20代女性）「相手によってハガキと携帯メールの両方を使い分け。住所を知ってるかどうか？」（新潟県／30代女性）という意見もあるように、要は上手く使い分ければいいのだろう。
　ただ、ランキングにも如実に現れているように、目上の人や年配者にはハガキで出したほうがお互い喜ばれることになることは間違いなさそう。特に20代の方々、その選択は慎重に！

（2006年11月17日〜11月20日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の男女、各150人、合計900人にインターネット調査したもの）

■携帯でも読める怖い話→ブログ連載小説『ドアD』

■痩せた！ というユーザーの声が高いダイエット食品はこちら

■初回会員登録キャンペーン実施中！ 会員登録はこちらで（※下段に掲載）
⇒会員登録（初回に限る）をされた方に、もれなく500ポイント進呈します。1ポイント1円として換算され、商品ご購入時に使用できます。
※ポイントは会員登録された翌日に加算されます。＜期間＞12/27まで。＜対象＞初回会員登録された方。