ライブの最後にはオフコースのカバー曲「生まれ来る子供たちのために」を全員で熱唱。左からアンジェラ・アキ/絢香/桜井和寿/加藤ミリヤ/若旦那(湘南乃風)/一青窈
人気ラジオDJ、山本シュウがプロデュースし著名人らが集結した“エイズ啓発”イベント『RED RIBBON LIVE 2006』が11月28日(火)、東京・SHIBUYA-AXにて開催されMr.Childrenの桜井和寿らが登場した。
アジアのなかで、HIV感染者やエイズ患者が「増加傾向」にある日本での“意識と知識”を高めるためにこのイベントは企画された。以前、山本と共にイベント記者会見に臨んでいたアンジェラ・アキは、高校・大学時代をアメリカで過ごし、当時「エイズ先進国」と言われていた国の現状を目の当たりにしており、啓発への意識は強い。
ライブでは「今、日本であるこれらの“偏見”をまず無くしたい。私たちが訴え、それが皆の心につながることによってエイズは無くなると思います!」(アンジェラ)と語りかけ、素直な気持ちで「HOME」などを熱唱していた。
また、新人として今年の音楽シーンを沸かせた1人、絢香も「何かできないのかとずっと自問自答していた」と想いを語り、「これって、人ごとじゃないよね!」と、同世代へ向け強いメッセージを残した。
そして、サプライズゲストとしてMr.Childrenの桜井和寿が登場すると、会場に詰め掛けた1800人は大興奮。しかし、そこは過去にも様々な問題に音楽を通して取り組んでいる彼らしく、冷静で真剣な眼差しを見せながら「しるし」と、彼が大好きだというKANの「世界で一番好きな人」を披露。「(エイズは)人を愛することの裏側で起こっている問題。皆も(問題に)向き合おう!」と呼びかけた。
今回のイベントを立ち上げた山本は、「答えは、皆持っている。私は、それを前に出すように枠や心のカギを開けるだけですよ!」と、「大阪のおせっかいおばちゃん」を自負するとあって、関西弁丸出しの親しみやすいトークで訴えていた。
トークコーナーでの「シンポジウム」の模様
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2006/11/29