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　仕事をする上でのスキルアップに有効なのが、各種の資格を習得することだ。経験値が上がった、手続きに慣れた、などと違って、目に見える形でスキルアップを実感できるのが資格の魅力。周りへのアピールにもなるのも嬉しいところだ。でも、すべての資格が仕事に役立つわけではない。どんな資格なら仕事に活かせるのか、ORICON SYTLEが社会人を対象にリサーチしてみた。

　仕事に活かせる資格、取りたい資格の1位に選ばれたのは【情報処理技術者】だった。この資格は国（経済産業省）が国家試験に基づいて認定するもの。対象となる分野によって試験区分が分かれていて、「情報セキュリティアドミニストレータ」試験や「システムアナリスト」試験などと呼ばれている。ちなみに、9位に選ばれている【シスアド（システムアドミニストレータ）】も、この資格の一つ。両者を合わせると10.2%と、かなりの支持率を誇っている。

　IT分野に力を入れている企業は業種を問わず増えているため、この資格を持つことを要求されたり、給与などの待遇が良くなるケースもあることなどが、人気の背景にありそうだ。

　総合2位に入ったのは【税理士】。こちらも国家資格の一つで、税金に関する各種の業務（相談業務や申請業務など多岐に渡る）を行うことができるようになる。11科目中5科目に合計することが必要だが、一度にすべての科目をクリアする必要はないというのが試験としての特徴。合格率は12%（全科目平均：日本税理士会の発表による）、全科目合格者は毎回全体の2%程度と敷居は高いが、じっくり取り組めるという魅力が受けての2位、といえるだろう。また、税理士試験に合格した人は【行政書士】（総合9位）として登録できるといったメリットも。

　以下、総合3位の【社会保険労務士】、4位の【会計士】と、ベスト10には以前から定番といわれてきた資格が数多く並ぶ。

　そんな中、最近注目を集めている資格が5位の【介護福祉士】だ。1987年に誕生した比較的新しい国家資格の一つで、少子高齢化が進む中で徐々に人気を集めている。「現在、福祉系の仕事をしているから」（兵庫県／30代／男性）のような現在のメリットをあげる声よりも、「これからは福祉の時代。需要が多くなる」（熊本県／30代／女性）と将来性をあげる声が多かった。

（20代、30代、40代で働いている方、男女各100人、計600人にインターネット調査したもの）

○＜いい仕事がしたい＞
◆Oricon Career（キャリア）
◆常に上を目指す人たち（キャリアアップ）の為の特集コーナー

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