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　恋愛ストーリーと言えば、映画やドラマ、マンガなどを思いつくが、小説でも胸を切なくさせるような恋愛物語が数多く出版されている。そこで今回、ORICON STYLEでは「今年、最も感動した恋愛小説」をテーマに調査した。

　1位は、圧倒的投票数で2位以下を大きく引き離した『恋空〜切ナイ恋物語〜』。
　携帯小説サイトの人気作品の書籍化ということで、「ケータイ小説で有名だったから読んでみたが、とても感動した」（東京都／中・高校生／女性）というコメントが圧倒的だ。

　『恋空』に票が集中しすぎた結果か、2位以降は混戦模様必至とも言える状況。その中から頭一つ抜きんでた形で、『あおぞら』が2位にランクイン。
　「作者の不幸な人生にやっと明かりが見えたのに、また絶望が待っている。彼女の必死で生きる毎日に感動した」（滋賀県／20代社会人／女性）と、女性からの支持票が集中。

　その後は、3位に『タイヨウのうた』、4位は同率で『恋愛寫眞　もうひとつの物語』『天使の卵　エンジェルス・エッグ』と続く。映画やドラマによるメディアミックス展開の影響からか、こちらは、中・高校生と専門・大学生から特に大きな支持を得た形だ。

　1位の『恋空』と2位の『あおぞら』は、作者の体験した実話を元にした内容として、大きな話題を呼んだ小説。
　恋人との死別や、友人の裏切り、暴行などが克明に綴られた衝撃的な展開と、作者による等身大の言葉が好評で、「実体験が描かれていて、自分がどれだけ幸せか考えさせられた」（東京都／専門・大学生／女性）と、ノンフィクションならではの説得力を評価する意見が多数見受けられる。

　「事実は小説より奇なり」ではないが、現実に起きた事実を赤裸々に綴るドキュメンタリー性を持ったタイトルが、今年の注目作となったようだ。

（自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100人、計1,000人にインターネット調査したもの）

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