世界が求めた新たなる“メイド・イン・ジャパン”
陰陽座がついにヨーロッパでアルバム・リリース！

　昨今、頻繁にメディアに登場しつつある“クール・ジャパン”なる言葉。文字通りに「カッコいい日本」を意味するものだが、“メイド・イン・ジャパン”として、日本発信の文化に世界から熱い視線が注がれている。その内容は様々ながら、特に急速に関心が寄せられているのが音楽の分野だ。欧州では日本のロック／ポップスに特化した巨大な専門サイトまで存在し、国内同様にリアルタイムで情報がアップ・デートされている。

　そんななか、日本のみならず世界で広く活躍をみせてきた陰陽座が、ヨーロッパ全域でついに待望のCDリリースを果たす。まずは日本で2006年2月にリリースされたベスト盤『陰陽珠玉』を、10月20日にドイツ、フランス、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、スイス、オーストリアで発売（他の周辺諸国でも追って発売を予定）。6thアルバム『臥龍點睛』（2005年）など、過去の作品のリリースも並行して計画中だ。

　現在は5月末からスタートし、11月25日のZEPP TOKYOでファイナルを迎える全都道府県を転戦するツアー“生きることとみつけたり!!”の最中だが、10月21日と24日にはパリ（フランス）とベルリン（ドイツ）でアルバム発売記念ライブを敢行することも決定している。これは昨年に続く2度目の欧州公演で、会場のキャパシティは前回より倍増。以前から海外でもファン・サイトが開設されるほどの人気を獲得していたが、これら一連の動きは、いかに陰陽座への注目度が高まっているかを物語るものと言える。

　日本古来の伝承文化を根底とする創造性に満ちた世界観、革新性を織り込んだヘヴィ・メタル・サウンド。1999年の結成以来、時代の潮流に与することなく、陰陽座は唯一無二のスタイルを貫いたまま、自ら道を切り開いてきた。精力的なライブを始めとして、拡大し続けている求心力の礎は、そんな積極果敢な姿勢にこそある。

　ビートルズを筆頭としたイギリス勢がアメリカを席巻した当時になぞらえて、今や“J-ロック・インヴェージョン”なる言い方もされるようになったが、陰陽座がその重要な柱となっていくことは間違いない。妖怪変化な多様性を持つ彼らの音楽が、まさにワールド・ワイドに飛躍する時がやってきた。このエポック・メイキングな出来事は、日本のリスナーも決して見逃してはならないだろう。今、世界は大きく変貌しようとしている。

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◆陰陽座オフィシャルサイト：http://www.onmyo-za.net