8月月24日（木）、チェコのプラハで開催された国際天文学連合総会（IAU）において、太陽系の惑星から除外されることが正式決定した冥王星。今週、その冥王星の曲を収録したアルバムが59位にランクイン（初動売上0.3万枚）。初登場でTOP100入りし、今週、クラシックNo.1のヒットを記録。音楽シーンにも冥王星ブームが巻き起こっている。

　そのアルバムとは、先週23日（水）に発売されたベルリン・フィルの音楽監督、サイモン・ラトルによる『ホルスト：惑星（冥王星付き）』。クラシック・ファンの間では、早くからベルリン・フィルが音楽監督を務める指揮者と25年ぶりに「惑星」を録音した作品として話題となっていたが、先週末、一部マスコミにより「冥王星」の曲を収録した“幻”のアルバムとして取り上げられたことで、一般の人にまで認知が浸透。デイリーアルバムランキングでは8/25付に初登場（76位）、翌8/26付には26位まで上昇と、クラシック作品としては異例のヒットとなっていた。

　本作は、冥王星発見前の1916年に作られたホルスト版「惑星」（※冥王星と地球以外の太陽系の惑星名がタイトルとして付けられている）の他、イギリスのコリン・マシューズが2000年に追加作曲した「冥王星」、ベルリン・フィルの委嘱作『小惑星（アステロイド）』の世界初演も収録した2枚組アルバム。

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