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ゆず×坂本九、あの名曲が今によみがえる!!


 ミリオンヒットを含む数々の大ヒットを記録。フォーク・デュオ系のアーティストとしては今や他の追随を許さない地位を確立している大人気アーティストのゆずが、なんと坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」を新たな解釈でアレンジして披露。京都・醍醐寺に集まったファンの心に、時代を超える“にほんのうた”の良さを届けた。

 今年デビュー10周年を迎えたゆず。99年のアルバム『ゆずえん』でミリオンヒットを生み出し、その後もストリート発のギターデュオの先駆者として大活躍。今なお、精力的な活動で同シーンを牽引する。そんな彼らだが、98年をピークとする音楽業界全体のマーケット規模の縮小や、HIP HOPやミクスチャー系サウンドのブームなど時代の激しい荒波のなか、一時期と比較して苦戦を強いられる様子もみられた。



 そんななか、昨年リリースしたベスト盤2タイトルは、トータルで120万枚を超えるメガヒットを記録。今なおミリオンを生み出すパワーを音楽シーンにみせつけていた。そうして迎えた10周年。彼らは、改めてこれまでの軌跡を振り返りつつ、新たな展開をみせた。

 それが、『ゆずスマイルコンサート 2006 〜にほんのうた〜』だ。毎年、趣向を変えて開催される同コンサートだが、今年は童謡、わらべ歌、歌謡曲など、時代を超えて歌い継がれてきたなつかしい日本の名曲、自分たちの思い出の曲などを歌うことで“日本の心”を伝えることをテーマにする。今回の会場2ヶ所にふたりが選んだのは、能楽の公演などでも知られる京都府・醍醐寺の金堂(7/29)と、山梨県・身曾岐神社の能楽殿(7/30)。自然と清々しい空気のもと“日本の心”“にほんのうた”を全身で感じられる公演となった。

 そんな今回のテーマに共感してか、7/29に開催された醍醐寺・金堂の特設ステージでの公演には、即完売となったプラチナチケットを入手した幸運なファン、そして入手できなかったファンも歌を少しでも聴こうと会場の周辺に大集結した。
 公演は、お寺の鐘が鳴り響いてスタートし、「1000年の文化、歴史を持つ醍醐寺で歌うことができて光栄です。今日は日本の名曲を歌います。みんな一緒に歌ってください!」とふたりが挨拶すると、会場は一気にヒートアップ。盛り上がりながらも、お寺の境内という独特の雰囲気のなかで、曲間に響く虫の音を聴きながら、ゆず流にアレンジされた数々の名曲をたのしむ多くのファンの姿がみられた。

 そのなかでも、もっとも注目を集めたのは、アンコールで披露した坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」。ふたりはこの曲を歌うことについて「(曲中で)歌われている「ささやかな幸せを祈ってる」というのは、いつもゆずが思っていることで、大好きな曲。今日の(コンサートの)テーマとも合致します」。そして「いろいろな時代に歌われてきたこの名曲を歌えて幸せです」と語ると、会場からは静かに拍手が沸き起こった。今回、同曲のメロディ、詞などの一部がゆずの解釈によりアレンジされ、ふたりの熱唱とともにまるで今の時代に新たに生まれ変わった曲のように会場に響き渡った。

 同曲を含め、彼らが独自のアレンジを加え、時にはしっとりと、時にはノリノリで熱唱して聴かせた日本の名曲たちは、まさに時代、文化を超えてファンの心の奥底にまで響き渡り、そのテーマにふさわしいコンサートとなった。
 ギターデュオの先駆者である彼らが、10周年でみせた今回の新たな試み。この次はなにをみせてくれるのか、その展開にはこれまで以上に幅広い世代からの注目が集まりそうだ。

■ゆず オフィシャルサイト:http://www.senha.jp/yuzu/

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