サブスクの普及やSNS発のヒット増加により、日本の音楽ビジネスが急速に変化するなか、その中心で圧倒的な存在感を示しているMrs. GREEN APPLE。「オリコン上半期ランキング 2026」における快挙、国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」(MAJ)で最優秀アーティスト賞2連覇をはじめとする5冠受賞、音楽の枠を飛び越えた多角的なフィールド進出――これら3つの要素に、オリコンが実施したモニター意識調査のリアルなデータを交えながら、“ゼンジン未到”の道を突き進むミセスの真の凄みをひも解く。
■オリコン上半期ランキングで起きた“歴史的変化”
オリコンが7月1日に発表した「オリコン上半期ランキング 2026」(集計期間:2025年12月8日〜2026年6月7日)のアーティスト別セールス部門「トータルランキング」において、従来の構図を覆す大きな変化が起こった。
アーティスト別セールス部門「トータルランキング」とは、CDや音楽映像作品の「音楽ソフト」売上と、ストリーミングやダウンロードの「デジタル」売上の総額を集計し、アーティスト別にランキング化したもの。Mrs. GREEN APPLEは期間内総売上53.6億円を記録し、自身初、バンド史上初ともなる上半期1位の座に輝いた。同時に、デジタル売上のみを集計した同部門の「デジタルランキング」でも3年連続となる上半期1位を獲得した。
低価格なデジタルで1位を獲得したアーティストがトータルセールスでも1位となったのは、2009年度に「トータルランキング」の発表を開始して以来、史上初の快挙。過去17年の上半期「トータルランキング」で頂点に立ったのは、Snow Man(4回)、嵐(3回)、AKB48(3回)、乃木坂46(3回)、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、SMAP、King & Prince(各1回)。フィジカルで圧倒的な売上を誇るアイドルグループやダンス&パフォーマンスグループが名を連ねてきた。
一方、今回Mrs. GREEN APPLEは、期間内にフィジカルの新作をリリースしていないこともあり、総売上53.6億円のうち、音楽ソフトの割合は2割に満たない。8割以上(81.9%)にあたる43.9億円はデジタル売上によるもので、売上全体の79.2%、デジタル売上の96.6%にあたる42.44億円はストリーミングで占められている。
音楽ソフトに比べ、デジタルの1再生、1ダウンロードあたりの売上金額は極めて低価格。そのため、どれほど広く聴かれていても、高単価なフィジカル作品のヒットを基盤にするアーティストをトータルセールスで上回ることは容易ではないとされてきた。ミセスはこの固定観念を、文字どおり「桁違いの再生数」によって打ち破ってみせた。
■新曲も旧譜も聴かれ続ける“多層的ロングヒット”
デジタル売上43.9億円を支えるのは、単一の爆発的ヒット曲ではない。新曲と旧譜がコンスタントに回り続ける「多層的ロングヒット」の構造が確立されている。「オリコン上半期ランキング 2026」作品別売上数部門「ストリーミングランキング」TOP20にランクインしたMrs. GREEN APPLEの楽曲を見ると、それが可視化される。
3位:「lulu.」(2026年1月12日配信開始/期間内再生数:1億5787.0万回)
4位:「ライラック」(2024年4月11日配信開始/期間内再生数:1億5505.2万回)
9位:「ダーリン」(2025年1月20日配信開始/期間内再生数:1億2033.4万回)
16位:「Soranji」(2022年10月18日配信開始/期間内再生数:1億443.8万回)
18位:「ケセラセラ」(2023年4月25日配信開始/期間内再生数:9025.5万回)
注目すべきは、Mrs. GREEN APPLEのフェーズ2(2022年3月18日〜2025年12月31日)以降の各年を代表する楽曲が並んでいる点だ。なかでも「Soranji」「ケセラセラ」は配信開始から3年以上を経てなお、期間内に9000万回〜1億回台もの再生数を叩き出している点にある。
これら「記録的ロングヒットを続ける旧譜の底上げ」という強固な基盤の上に、最新のヒット曲「lulu.」の再生数が積み重なることで、フィジカル優位とされてきた「トータルランキング」においても、デジタル主導で頂点に立った。新曲が聴かれ、過去曲が聴かれ続け、複数の楽曲が常にリスナーの生活の中に溶け込んでいる。ミセスの強さは、まさにここにある。この圧倒的な浸透力こそ、Mrs. GREEN APPLEがストリーミング時代を象徴する存在であることを物語っている。
■ファン、スタッフも含めて証明したミセスの総合力
売上実績の証明がオリコン上半期ランキングであるならば、音楽人からの称賛の証となったのが、6月13日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催された国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』(MAJ)だった。
アーティストをはじめ、クリエイター、レコード会社スタッフ、コンサートプロモーター、音楽出版社、海外音楽賞審査員など、各分野のプロフェッショナル約5000人の投票によって決定されるこのアワードにおいて、Mrs. GREEN APPLEは昨年に続き、主要6部門の栄誉「最優秀アーティスト賞」で2連覇を達成した。同賞は「音楽的に創造性、芸術性が優れていると思うアーティストを讃える賞」と定義されている。
授賞式のクライマックスで、プレゼンターを務めた俳優・渡辺謙から赤く輝くトロフィー「THE RUBY」を手渡された大森元貴(Vo/Gt)は次のようにスピーチした。
「最近我々はバラエティを始めたり、粉まみれになったり、広告の仕事をやらせていただいたり、いろんなお仕事をさせていただけるようになって。たくさんの人に楽しんでもらいたいという想いのもとに活動しています。全てありがたいんですけれども、やっぱり16歳の時に組んだMrs. GREEN APPLE、我々はバンドで、今でもずっと1人で粛々と、孤独になりながら曲を作ってみんなと一緒にミセスの曲になってます。報われてうれしいです。ありがとうございます」
この言葉どおり、ミセス最大の強みは、どれほど活動の幅や規模が拡大しても、その核にある音楽的クオリティと創作への真摯な姿勢が微塵もブレていない点にある。広がる活動の中心に、常に音楽がある。ミセスが信念を持って鳴らす音楽が、アーティストや音楽業界のプロフェッショナルたちによって評価された結果が、この2連覇の快挙だった。
今回の授賞式においてMrs. GREEN APPLEが獲得したのは、アーティスト、クリエイター(楽曲)、ファンダム、そしてライブスタッフに贈られる計5つの賞。ファンも含めた“チーム・ミセス”としての存在感を改めて示した。
「最優秀アーティスト賞」はバンドとしての総合力。「最優秀J-POPアーティスト賞」はJ-POPシーンにおける存在感。「クリエイター特別賞」は全楽曲の作詞・作曲・プロデュースを担う大森の創作力と楽曲パワー。「ファンダム特別賞」はJAM’Sと呼ばれるファンの熱量。そして、今回から新設されたライブセクションの「最優秀ライブ美術大道具スタッフ賞」は、昨年55万人を動員した5大ドームツアー『DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”』で高さ20メートル、重量100トンの動く巨大な塔を製作し、大森が構想するステージ表現を実現したチーム力を示している。大森が掲げる「誰も置いていかないエンタメをやっていこう」という強い意志が、メンバーだけでなく、卓越したスタッフ、熱狂的なファンダムとも共鳴している証となった。
■ライブ、テレビ、俳優、司会へ 広がるミセスの入口
昨年5大ドームツアーを完遂したMrs. GREEN APPLEは今年、バンド史上初となるMUFGスタジアム(国立競技場)4daysを含むスタジアムツアー『ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜』を完走した。同ツアーのうち、5月4・5日の大阪・ヤンマースタジアム長居2公演と、7月4・5日のMUFGスタジアム2公演はファンクラブ会員限定公演となっており、これも史上初のこと。FC限定のスタジアム4公演を用意してなお、チケットが入手困難となるほど巨大なファンダムを築き上げている。
音楽シーンの第一線を走りながらも、ミセスはさらにバンドとしての活動領域を広げ、メンバーそれぞれも俳優、バラエティ、司会など多角的なフィールドに進出。現在の音楽シーンにおいても、他に例を見ない唯一無二の存在感を放っている。
4月からTBS系でスタートしたゴールデン帯の冠レギュラー番組『テレビ×ミセス』(毎週月曜 20:55)では、ヘルメットとジャージ姿で粉まみれになったり、若井が罰ゲームの逆バンジーに挑んだりと、王道バラエティ企画に挑戦。一方で、スタジオライブや、郷ひろみ、M!LKらとのコラボライブでは真骨頂の音楽性を発揮している。
3人それぞれの活躍も目覚ましい。藤澤涼架(Key)はTBS系1月期に放送された日曜劇場『リブート』に霧矢直斗役で出演し、役者としての新境地を開拓。街中で「ミセスの涼ちゃん」としてではなく「リブートの霧矢」として声をかけられることもあるといい、これまでリーチできていなかった層への間口を広げている。
若井滉斗(Gt)はテレビ朝日の音楽バラエティ番組『M:ZINE』のMCとしてレギュラー出演は継続しつつ、4月からはNHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』に生徒役でレギュラー出演中。バンド活動休止期間中から5年間独学で磨き上げた韓国語が実を結んだ形だ。5月末には韓国で行われたトークイベントMelon「THE SOUND」に出演し、韓国語で現地のファンと交流した。
昨年、菊池風磨とW主演を務めた映画『#真相をお話しします』で映画初出演にして初主演を飾り、2025年度前期放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で朝ドラデビューも果たした大森は、8月15日放送のNHK夏の新音楽特番『NHK夏の音楽祭 うたであえたら 2026』で自身初となる音楽番組の司会に挑戦することが発表された。二宮和也、北川景子とともに、幅広い世代がお盆にお茶の間で楽しめる番組の顔としての期待を寄せられている。
■調査データが示すミセス人気の本質
「高い音楽性」と「親しみやすいキャラクター」が同居するバンドの魅力は、オリコン・モニターリサーチ会員(男女10代〜60代)を対象に昨年6月に実施したインターネット調査(回答者全体:2800人、ミセス好感者:1105人)の結果にも表れている。本調査による「Mrs. GREEN APPLEの魅力(他のアーティストと比較して優れているところ)」の集計結果では、彼らの本質がどこにあるかを如実に物語っている。
◆ミセス好感者による「ミセスの魅力・優れている点」
1位 ボーカルの歌の上手さ 69.3%
2位 メロディー・楽曲の制作能力 62.9%
3位 ボーカルの声 47.6%
4位 歌詞 43.2%
5位 聴きとりやすさ・ノリやすさ 24.0%
6位 演奏の上手さ 23.5%
好感者の約7割が「大森元貴の歌唱力」を挙げ、6割以上が「楽曲の制作能力」を支持している。自由回答を見ても、「歌唱力の高さ、演奏の技術、キャッチーな曲作りと三拍子揃ったアーティストを久々に見ました。今間違いなく日本一のアーティストだと思います」(30代女性)、「メロディラインや歌詞が刺さるのはもちろんのこと、曲の途中から拍子が変わったりテクニックや歌唱力でも特異性があって、他のアーティストには真似できないものを持っていると思う」(50代女性)、「心に残るメロディと圧倒的な歌唱力で興味を持ち、じっくり歌詞を読み解いた時の深さに心をわしづかみにされました」(50代女性)といった賛辞が並び、人気のベースにあるのは、圧倒的に音楽面での支持であることがうかがえる。
しかし、ミセスの真の魅力は、この強固な音楽的土台の上に、「親しみやすさ」が上乗せされる点にある。自由回答のデータを抽出すると、彼らの「人柄」や「関係性」に魅了されていることが浮かび上がる。
「多才で多彩。大森さんから生み出される振り幅極限の楽曲、それを確実に理解して一音一音に魂を吹き込む藤澤さん・若井さん。そして彼らはアーティストから一歩外れると、3人がわちゃわちゃ、とっても仲良いのも魅力」(40代女性)、「歌が好きから入った。その後テレビのトーク番組を見て3人のひととなりがとても良くて、より一層好きになった」(50代女性)、「3人の個性を尊重し合ってるところ、仲良しのところ」(50代女性)、「3人でコントのようにおもしろいかけあいをしているところが好きです」(30代女性)、「3人がバラエティに出てるところも面白くて好きです」(20代女性)という声に代表されるように、3人の人柄と仲の良さが親近感をもたらしている。
30歳前後のメンバーによるバンドでありながら、満員のスタジアムを沸かせるカリスマ性と、バラエティで見せる親近感を高い次元で両立し、お茶の間にも浸透しているMrs. GREEN APPLE。現在の日本のエンターテインメントシーンにおいて他に例を見ない唯一無二の存在と言えるだろう。
■史上初快挙とMAJ連覇の先にある新たな景色
2026年上半期に数々の金字塔を打ち立てたMrs. GREEN APPLEの名は、海外にも轟きはじめている。デビュー10周年記念日の2025年7月8日にリリースし、自身初のミリオンを達成したアニバーサリーベストアルバム『10』は、2月に国際レコード産業連盟(IFPI)が発表した「IFPI Global Album Chart 2025(2025年世界で最も売れたアルバムランキング)」で10位、「IFPI Global Artist Chart 2025(2025年世界で最も売れたアーティストランキング)」では13位にランクインし、世界からも注目を集めている。
さらに7月3日には、ミセスがデビュー当時から大ファンであることを公言してきたスパイダーマンの新作映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日 日米同時公開)の日本版主題歌として、「Brand New」を書き下ろしたことを発表。楽曲制作にあたっては、ミセスの楽曲に惚れ込んだマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長から映画の極秘情報を直々に伝えられるほどの相思相愛ぶり。スパイダーマンとして愛する人たちを守り、戦いぬく覚悟を胸にしたピーター・パーカーの心情を代弁する一曲に仕上がっているという。
そして、大森が『MAJ』授賞式後の囲み取材で「明日も我々はレコーディングですので、粛々と、浮き足立たずに制作していけたら」と語ったように、約3年ぶりとなるオリジナルフルアルバムを9月30日にリリースすることがアナウンスされている。新アルバムがどのような新しい景色を見せてくれるのか、国内外からの期待も大きい。
史上最速の登場117週目で10億回再生を突破した「ライラック」をはじめとするストリーミングで広く、長く聴かれる楽曲、自身初のミリオンも達成したフィジカルの支持、プロフェッショナルたちから贈られた最高の栄誉、そしてファンの心を掴んで離さない音楽性と人間的魅力。そのすべてを併せ持ち、“ゼンジン未到”の道を切り拓いていくMrs. GREEN APPLEは、いままさに日本の音楽シーンに新たな歴史を作り始めている。
■オリコン・モニターリサーチ会員インターネット調査概要
調査対象:オリオン・モニターリサーチ会員 男女10〜60代
サンプル数:回答者全体 2800名 うちMrs. GREEN APPLEを好きな1105名が本調査対象
※国勢調査における人口構成比にあわせて性年代をウェイトバック集計
調査期間:2025年6月18日(水)〜6月24日(火)
調査手法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
【特集】オリコン史上初の快挙、MAJ最優秀アーティスト賞2連覇、多角的活動… “ゼンジン未到”の道を突き進むMrs. GREEN APPLEの真の凄み
■提供元:ORICON BiZ online>>>
■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、スマホ、SNS)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。
【グラフ】オリコン史上初の記録を打ち立てたミセスの上半期売上構成比
■オリコン上半期ランキングで起きた“歴史的変化”
オリコンが7月1日に発表した「オリコン上半期ランキング 2026」(集計期間:2025年12月8日〜2026年6月7日)のアーティスト別セールス部門「トータルランキング」において、従来の構図を覆す大きな変化が起こった。
アーティスト別セールス部門「トータルランキング」とは、CDや音楽映像作品の「音楽ソフト」売上と、ストリーミングやダウンロードの「デジタル」売上の総額を集計し、アーティスト別にランキング化したもの。Mrs. GREEN APPLEは期間内総売上53.6億円を記録し、自身初、バンド史上初ともなる上半期1位の座に輝いた。同時に、デジタル売上のみを集計した同部門の「デジタルランキング」でも3年連続となる上半期1位を獲得した。
低価格なデジタルで1位を獲得したアーティストがトータルセールスでも1位となったのは、2009年度に「トータルランキング」の発表を開始して以来、史上初の快挙。過去17年の上半期「トータルランキング」で頂点に立ったのは、Snow Man(4回)、嵐(3回)、AKB48(3回)、乃木坂46(3回)、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、SMAP、King & Prince(各1回)。フィジカルで圧倒的な売上を誇るアイドルグループやダンス&パフォーマンスグループが名を連ねてきた。
一方、今回Mrs. GREEN APPLEは、期間内にフィジカルの新作をリリースしていないこともあり、総売上53.6億円のうち、音楽ソフトの割合は2割に満たない。8割以上(81.9%)にあたる43.9億円はデジタル売上によるもので、売上全体の79.2%、デジタル売上の96.6%にあたる42.44億円はストリーミングで占められている。
音楽ソフトに比べ、デジタルの1再生、1ダウンロードあたりの売上金額は極めて低価格。そのため、どれほど広く聴かれていても、高単価なフィジカル作品のヒットを基盤にするアーティストをトータルセールスで上回ることは容易ではないとされてきた。ミセスはこの固定観念を、文字どおり「桁違いの再生数」によって打ち破ってみせた。
■新曲も旧譜も聴かれ続ける“多層的ロングヒット”
デジタル売上43.9億円を支えるのは、単一の爆発的ヒット曲ではない。新曲と旧譜がコンスタントに回り続ける「多層的ロングヒット」の構造が確立されている。「オリコン上半期ランキング 2026」作品別売上数部門「ストリーミングランキング」TOP20にランクインしたMrs. GREEN APPLEの楽曲を見ると、それが可視化される。
3位:「lulu.」(2026年1月12日配信開始/期間内再生数:1億5787.0万回)
4位:「ライラック」(2024年4月11日配信開始/期間内再生数:1億5505.2万回)
9位:「ダーリン」(2025年1月20日配信開始/期間内再生数:1億2033.4万回)
16位:「Soranji」(2022年10月18日配信開始/期間内再生数:1億443.8万回)
18位:「ケセラセラ」(2023年4月25日配信開始/期間内再生数:9025.5万回)
注目すべきは、Mrs. GREEN APPLEのフェーズ2(2022年3月18日〜2025年12月31日)以降の各年を代表する楽曲が並んでいる点だ。なかでも「Soranji」「ケセラセラ」は配信開始から3年以上を経てなお、期間内に9000万回〜1億回台もの再生数を叩き出している点にある。
これら「記録的ロングヒットを続ける旧譜の底上げ」という強固な基盤の上に、最新のヒット曲「lulu.」の再生数が積み重なることで、フィジカル優位とされてきた「トータルランキング」においても、デジタル主導で頂点に立った。新曲が聴かれ、過去曲が聴かれ続け、複数の楽曲が常にリスナーの生活の中に溶け込んでいる。ミセスの強さは、まさにここにある。この圧倒的な浸透力こそ、Mrs. GREEN APPLEがストリーミング時代を象徴する存在であることを物語っている。
■ファン、スタッフも含めて証明したミセスの総合力
アーティストをはじめ、クリエイター、レコード会社スタッフ、コンサートプロモーター、音楽出版社、海外音楽賞審査員など、各分野のプロフェッショナル約5000人の投票によって決定されるこのアワードにおいて、Mrs. GREEN APPLEは昨年に続き、主要6部門の栄誉「最優秀アーティスト賞」で2連覇を達成した。同賞は「音楽的に創造性、芸術性が優れていると思うアーティストを讃える賞」と定義されている。
授賞式のクライマックスで、プレゼンターを務めた俳優・渡辺謙から赤く輝くトロフィー「THE RUBY」を手渡された大森元貴(Vo/Gt)は次のようにスピーチした。
「最近我々はバラエティを始めたり、粉まみれになったり、広告の仕事をやらせていただいたり、いろんなお仕事をさせていただけるようになって。たくさんの人に楽しんでもらいたいという想いのもとに活動しています。全てありがたいんですけれども、やっぱり16歳の時に組んだMrs. GREEN APPLE、我々はバンドで、今でもずっと1人で粛々と、孤独になりながら曲を作ってみんなと一緒にミセスの曲になってます。報われてうれしいです。ありがとうございます」
この言葉どおり、ミセス最大の強みは、どれほど活動の幅や規模が拡大しても、その核にある音楽的クオリティと創作への真摯な姿勢が微塵もブレていない点にある。広がる活動の中心に、常に音楽がある。ミセスが信念を持って鳴らす音楽が、アーティストや音楽業界のプロフェッショナルたちによって評価された結果が、この2連覇の快挙だった。
今回の授賞式においてMrs. GREEN APPLEが獲得したのは、アーティスト、クリエイター(楽曲)、ファンダム、そしてライブスタッフに贈られる計5つの賞。ファンも含めた“チーム・ミセス”としての存在感を改めて示した。
「最優秀アーティスト賞」はバンドとしての総合力。「最優秀J-POPアーティスト賞」はJ-POPシーンにおける存在感。「クリエイター特別賞」は全楽曲の作詞・作曲・プロデュースを担う大森の創作力と楽曲パワー。「ファンダム特別賞」はJAM’Sと呼ばれるファンの熱量。そして、今回から新設されたライブセクションの「最優秀ライブ美術大道具スタッフ賞」は、昨年55万人を動員した5大ドームツアー『DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”』で高さ20メートル、重量100トンの動く巨大な塔を製作し、大森が構想するステージ表現を実現したチーム力を示している。大森が掲げる「誰も置いていかないエンタメをやっていこう」という強い意志が、メンバーだけでなく、卓越したスタッフ、熱狂的なファンダムとも共鳴している証となった。
■ライブ、テレビ、俳優、司会へ 広がるミセスの入口
昨年5大ドームツアーを完遂したMrs. GREEN APPLEは今年、バンド史上初となるMUFGスタジアム(国立競技場)4daysを含むスタジアムツアー『ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜』を完走した。同ツアーのうち、5月4・5日の大阪・ヤンマースタジアム長居2公演と、7月4・5日のMUFGスタジアム2公演はファンクラブ会員限定公演となっており、これも史上初のこと。FC限定のスタジアム4公演を用意してなお、チケットが入手困難となるほど巨大なファンダムを築き上げている。
音楽シーンの第一線を走りながらも、ミセスはさらにバンドとしての活動領域を広げ、メンバーそれぞれも俳優、バラエティ、司会など多角的なフィールドに進出。現在の音楽シーンにおいても、他に例を見ない唯一無二の存在感を放っている。
4月からTBS系でスタートしたゴールデン帯の冠レギュラー番組『テレビ×ミセス』(毎週月曜 20:55)では、ヘルメットとジャージ姿で粉まみれになったり、若井が罰ゲームの逆バンジーに挑んだりと、王道バラエティ企画に挑戦。一方で、スタジオライブや、郷ひろみ、M!LKらとのコラボライブでは真骨頂の音楽性を発揮している。
3人それぞれの活躍も目覚ましい。藤澤涼架(Key)はTBS系1月期に放送された日曜劇場『リブート』に霧矢直斗役で出演し、役者としての新境地を開拓。街中で「ミセスの涼ちゃん」としてではなく「リブートの霧矢」として声をかけられることもあるといい、これまでリーチできていなかった層への間口を広げている。
若井滉斗(Gt)はテレビ朝日の音楽バラエティ番組『M:ZINE』のMCとしてレギュラー出演は継続しつつ、4月からはNHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』に生徒役でレギュラー出演中。バンド活動休止期間中から5年間独学で磨き上げた韓国語が実を結んだ形だ。5月末には韓国で行われたトークイベントMelon「THE SOUND」に出演し、韓国語で現地のファンと交流した。
昨年、菊池風磨とW主演を務めた映画『#真相をお話しします』で映画初出演にして初主演を飾り、2025年度前期放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で朝ドラデビューも果たした大森は、8月15日放送のNHK夏の新音楽特番『NHK夏の音楽祭 うたであえたら 2026』で自身初となる音楽番組の司会に挑戦することが発表された。二宮和也、北川景子とともに、幅広い世代がお盆にお茶の間で楽しめる番組の顔としての期待を寄せられている。
■調査データが示すミセス人気の本質
「高い音楽性」と「親しみやすいキャラクター」が同居するバンドの魅力は、オリコン・モニターリサーチ会員(男女10代〜60代)を対象に昨年6月に実施したインターネット調査(回答者全体:2800人、ミセス好感者:1105人)の結果にも表れている。本調査による「Mrs. GREEN APPLEの魅力(他のアーティストと比較して優れているところ)」の集計結果では、彼らの本質がどこにあるかを如実に物語っている。
◆ミセス好感者による「ミセスの魅力・優れている点」
1位 ボーカルの歌の上手さ 69.3%
2位 メロディー・楽曲の制作能力 62.9%
3位 ボーカルの声 47.6%
4位 歌詞 43.2%
5位 聴きとりやすさ・ノリやすさ 24.0%
6位 演奏の上手さ 23.5%
好感者の約7割が「大森元貴の歌唱力」を挙げ、6割以上が「楽曲の制作能力」を支持している。自由回答を見ても、「歌唱力の高さ、演奏の技術、キャッチーな曲作りと三拍子揃ったアーティストを久々に見ました。今間違いなく日本一のアーティストだと思います」(30代女性)、「メロディラインや歌詞が刺さるのはもちろんのこと、曲の途中から拍子が変わったりテクニックや歌唱力でも特異性があって、他のアーティストには真似できないものを持っていると思う」(50代女性)、「心に残るメロディと圧倒的な歌唱力で興味を持ち、じっくり歌詞を読み解いた時の深さに心をわしづかみにされました」(50代女性)といった賛辞が並び、人気のベースにあるのは、圧倒的に音楽面での支持であることがうかがえる。
しかし、ミセスの真の魅力は、この強固な音楽的土台の上に、「親しみやすさ」が上乗せされる点にある。自由回答のデータを抽出すると、彼らの「人柄」や「関係性」に魅了されていることが浮かび上がる。
「多才で多彩。大森さんから生み出される振り幅極限の楽曲、それを確実に理解して一音一音に魂を吹き込む藤澤さん・若井さん。そして彼らはアーティストから一歩外れると、3人がわちゃわちゃ、とっても仲良いのも魅力」(40代女性)、「歌が好きから入った。その後テレビのトーク番組を見て3人のひととなりがとても良くて、より一層好きになった」(50代女性)、「3人の個性を尊重し合ってるところ、仲良しのところ」(50代女性)、「3人でコントのようにおもしろいかけあいをしているところが好きです」(30代女性)、「3人がバラエティに出てるところも面白くて好きです」(20代女性)という声に代表されるように、3人の人柄と仲の良さが親近感をもたらしている。
30歳前後のメンバーによるバンドでありながら、満員のスタジアムを沸かせるカリスマ性と、バラエティで見せる親近感を高い次元で両立し、お茶の間にも浸透しているMrs. GREEN APPLE。現在の日本のエンターテインメントシーンにおいて他に例を見ない唯一無二の存在と言えるだろう。
■史上初快挙とMAJ連覇の先にある新たな景色
2026年上半期に数々の金字塔を打ち立てたMrs. GREEN APPLEの名は、海外にも轟きはじめている。デビュー10周年記念日の2025年7月8日にリリースし、自身初のミリオンを達成したアニバーサリーベストアルバム『10』は、2月に国際レコード産業連盟(IFPI)が発表した「IFPI Global Album Chart 2025(2025年世界で最も売れたアルバムランキング)」で10位、「IFPI Global Artist Chart 2025(2025年世界で最も売れたアーティストランキング)」では13位にランクインし、世界からも注目を集めている。
さらに7月3日には、ミセスがデビュー当時から大ファンであることを公言してきたスパイダーマンの新作映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日 日米同時公開)の日本版主題歌として、「Brand New」を書き下ろしたことを発表。楽曲制作にあたっては、ミセスの楽曲に惚れ込んだマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長から映画の極秘情報を直々に伝えられるほどの相思相愛ぶり。スパイダーマンとして愛する人たちを守り、戦いぬく覚悟を胸にしたピーター・パーカーの心情を代弁する一曲に仕上がっているという。
そして、大森が『MAJ』授賞式後の囲み取材で「明日も我々はレコーディングですので、粛々と、浮き足立たずに制作していけたら」と語ったように、約3年ぶりとなるオリジナルフルアルバムを9月30日にリリースすることがアナウンスされている。新アルバムがどのような新しい景色を見せてくれるのか、国内外からの期待も大きい。
史上最速の登場117週目で10億回再生を突破した「ライラック」をはじめとするストリーミングで広く、長く聴かれる楽曲、自身初のミリオンも達成したフィジカルの支持、プロフェッショナルたちから贈られた最高の栄誉、そしてファンの心を掴んで離さない音楽性と人間的魅力。そのすべてを併せ持ち、“ゼンジン未到”の道を切り拓いていくMrs. GREEN APPLEは、いままさに日本の音楽シーンに新たな歴史を作り始めている。
■オリコン・モニターリサーチ会員インターネット調査概要
調査対象:オリオン・モニターリサーチ会員 男女10〜60代
サンプル数:回答者全体 2800名 うちMrs. GREEN APPLEを好きな1105名が本調査対象
※国勢調査における人口構成比にあわせて性年代をウェイトバック集計
調査期間:2025年6月18日(水)〜6月24日(火)
調査手法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
【特集】オリコン史上初の快挙、MAJ最優秀アーティスト賞2連覇、多角的活動… “ゼンジン未到”の道を突き進むMrs. GREEN APPLEの真の凄み
■提供元:ORICON BiZ online>>>
■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、スマホ、SNS)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。
LeminoにてPPV配信
「Mrs. GREEN APPLE ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜」
LIVE: 2026/7/5(日) 18:30START(見逃し配信あり)
視聴・購入はこちらから.
2026/07/11



