「世界を熱狂させる“No.1ヒップホップアーティストグループ”になる」という熱意を込めて名付けられたH//PE Princess(ハイププリンセス)が5月27日にデビューした。『PRODUCE101』シリーズなど多くのデビューサバイバル番組を手がける韓国Mnetと日本のU-NEXTで、2025年10月から3ヶ月にわたり放送された“日韓合同ヒップホップ・ガールズグループ誕生プロジェクト”『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』。メインプロデューサーにi-dleのソヨン、Dynamic DuoのGaeko、ダンサー&コレオグラファーのRIEHATA、三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典という豪華な布陣を迎え、韓国20名、日本20名の女性参加者がデビューをかけて競い合い、ココ、YSY、ユジュ、ドイ、リノ、ニコ、スジンの日本人3名、韓国人3名、日韓ハーフ1名の計7名がデビューを勝ち取った。
■「これからがスタート」 デビューの喜びと新たな決意
――デビューおめでとうございます! 今、どんな気持ちですか?
【ニコ】長い間夢見てきたデビューというチャンスを掴んで嬉しい気持ちもあるのですが、ここからがスタートだと思っています。もう一度自分に喝を入れつつ、初心を忘れずに頑張っていきたいです。
【ユジュ】はい、本当に夢みたいです。でもニコちゃんの言う通り、これからが始まりです。もっと頑張ってもっといいアーティストになりたいと思います。
――では、自己紹介代わりに、自分がどういう音楽に触れてアーティストになりたいと思ったのかというバックグラウンドを教えてください。
【ニコ】お父さんがレコード屋さんを営んでいたくらい音楽好きで、車の中や家で常に音楽が流れている家庭で育ちました。私自身は小さい頃からミュージカルがすごく好きで、英語の曲に興味を持つようになり、両親が聴いていたヒップホップやR&Bも聴くようになりました。そこから音楽がどんどん好きになって、自然と「アーティストになりたい!」という夢を持つようになった気がします。小さい頃に好きだったのは、BIGBANGさん。BIGBANGさんのように、見ている人や聴いている人に「あ、NIKOだ」とすぐに分かってもらえる唯一無二のユニークな存在になりたいです。
【スジン】私は元々ボーカルとダンスをやっていました。まさか自分がラップをやるとは思ってもいなかったくらい、ラップに触れたことがなかったんです(笑)。でも日韓合同サバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』があると聞いて、ラップもうまくできるようになれば“オールラウンダー”になれると思い、出演を決心しました。運もありましたが、番組で一生懸命取り組んだ成果を出すことができました。あきらめないのが、自分の強み。これからもラップを磨いて、“オールラウンダー”になるのが目標です。全力で頑張ります。
【リノ】私は子どものころから“何かになりきること”が大好きで、テレビの前で歌ったり踊ったり、とにかく体を動かしていました。「アーティストになりたい」と思っていたわけではなくて、兄と姉がダンスを習っていた影響でダンスを始めて、どんどん好きになっていきました。中学1〜2年生の頃にアーティストを目指すようになり、本格的にオーディションを受けるようになって、『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』で合格することができました。自分の強みは「笑顔」です。パワフルなダンスも強みですが、笑顔でいれば自分の心も明るくなるし、周りの人も笑顔にできると思っています。
――お兄さんはK-POPグループEVNNEのリーダー、ケイタさんですが、お兄さんも応援してくださっていたのでは?
【リノ】はい。兄は番組のファイナルを見に来ようとしていたのですが、その日は仕事があって、来られなかったんです。結果が気になりすぎて、ずっとスタッフの方に聞いていたと言っていました(笑)。
【ドイ】私は幼い頃からダンスや歌が大好きで、毎日歌って踊っている子どもでした。本格的に取り組むようになったら、楽しくて、今までとは違う喜びを感じるようになり、そんな楽しい気持ちをずっと持ち続けていたくて、アーティストを志すようになりました。ラップもオーディション番組出演をきっかけに始めたのですが、努力を重ねて、今では大好きです。そうやって何事にも全力で突き進むところが、私の魅力なんじゃないかと思います。
【ココ】実は私も、ヒップホップはあまり聴いてこなくて…。子どもの頃からクラシックバレエやチアダンスを習っていた中でBLACKPINKさんやTWICEさんに憧れて、K-POPアイドルを目指して練習生になり、そこでダンスや歌、ラップの練習を積み重ねるうちに、ヒップホップに魅了されていったんです。私の強みは、常に自分の気持ちに素直でいようとするところです。やりたいと思ったことに挑戦して、自分の限界を決めず、自分が信じる道を突き進めるところだと思います。
【ユジュ】私もK-POPアイドルを目指して長い間、練習生をしてきました。ラップを始めたのも、練習生時代です。最初は声をどう出せばいいのかも分からず苦戦していましたが、さまざまなアーティストのステージを見て、研究しました。『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』では歌詞を書いたりラップを作ったりしましたが、そこで改めて、自分はラップをしている時が一番楽しいということに気づきました。だから今、H//PE Princessのメンバーになれて本当に嬉しいです。私は本を読んだり文章を書いたりすることが好きなので、自分の経験や感情を、歌詞や曲として表現できるアーティストになりたいと思っています。
【YSY】私も幼い頃から両親の影響で、音楽が大好きでした。物静かな子どもでしたが、たくさんのアーティストの皆さんの映像やミュージックビデオを見て、憧れを抱いてきました。特に影響されたのは、リアーナさんで、自分もパフォーマンスをする側になりたいと思うようになり、音楽制作にも興味を持つようになりました。幼少期からピアノを習っていたので、今後はその経験も活かして、自分の感情をありのままに表現できるアーティストになりたいです。
■「自分を信じる」 プロデューサー陣の言葉の力
――皆さんが参加した日韓合同オーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』のメインプロデューサー陣、i-dleのソヨンさん、Dynamic DuoのGaekoさん、RIEHATAさん、岩田剛典さんに言われて心に残っていることはありますか?
【YSY】初回放送の時に、i-dleのソヨンさんから「この子は狂ってる、今の時代にこんな子がいるんだ!」という言葉をいただいたのが、すごく嬉しかったです。自分が表現したかったことをそのまま受け止めて、褒めてもらえた気がしました。
【ニコ】私はGaekoさんに、「NIKOはNIKOらしい。NIKOがNIKOの役割を果たしている」という言葉をいただきました。練習生期間も長かったし、自分らしさを見失って、周りと比べて落ち込むことが多くなっていたんです。でもGaekoさんの言葉で、「ありのまま、自分のままでいいんだ!」と改めて気づかされ、安心することができました。
【リノ】私はRIEHATAさんに、「自信が持てない」という相談を1対1でさせていただいたことがあったんです。そのときに「アーティストを目指してこのオーディションで勝つためには、絶対に自信を持って。まだデビューが決まっていなくても、今この瞬間、自分を一人のアーティストだと思ってすべてのパフォーマンスに取り組みなさい」と言ってもらったんです。その言葉が心に刺さり、少しずつ自信を持てるようになりました。
【ユジュ】岩田剛典さんはいつも、「ステージに立つ時は、自分がスターだと思って歌うことが大事だ」とおっしゃっていたのが印象に残っています。番組で一緒にステージに立たせていただいたときに、それがどういうことなのかわかった気がしました。まさかプロデューサーの方と一緒にステージに立つなんて想像もしていなかったので、その時は夢のような気持ちでした。
■『17.7』アルバムタイトルに込めたメッセージ
――貴重な時間を持つことができましたね。では、皆さんのデビューアルバムとなる『17.7』について教えてください。このタイトルにはどういう意味があるのでしょうか?
【ココ】デビューが決まった時の、私たちの平均年齢です。17.7歳だからこそ伝えられる音楽や、素直な気持ちを音楽に込めました。17.7歳の私たちの第一歩となるアルバム…、という意味があります。
――先行配信曲の「Stolen」は、Gaekoさんのプロデュース曲です。Gaekoさんからは、どんな言葉がありましたか?
【ユジュ】たくさんのアドバイスをいただきましたが、やはり他のプロデューサーさんたちと同じで、「自信を持つことが一番重要だ」とおっしゃっていました。日本人のメンバーには韓国語の発音の練習も一緒にしてくださって、本当にお父さんのような存在でした。
【ニコ】「Stolen」を最初に聴いた瞬間、みんなリズムに乗り始めて、踊り出しちゃって(笑)。「これだ!」という感じで盛り上がったのを覚えています。
【YSY】オーディション番組の時は目立つために強烈でパワフルなパフォーマンスを追求してきましたが、実は私、肩の力を抜いて柔らかく歌うスタイルが好きなんです。この曲で自分のカラーを出せるパートを任せていただけた気がしてすごく嬉しい気持ちです。
――タイトル曲「One day」は、これまでとはまた印象が違う曲になりました。それが、ONE OK ROCKのTakaさんが作詞・作曲・プロデュースで参加された曲なんですね。
【ニコ】はい、まさか私たちの楽曲にTakaさんが参加してくださるなんて、考えてもいませんでした。初めて聴いた時は、オーディションでは披露してこなかった曲調だったので驚きましたが、自分たちのありのままの新しい姿を見せられることにワクワクしました。コンサートで生で聴いたら、私も、感動しちゃいそう(笑)。「One day」には、希望に満ちたメッセージが詰め込まれています。私たちも作詞に参加したからこそ、より感情を込めて歌うことができました。ぜひ、歌詞にも注目してほしいです。
――どのように歌詞を作っていったのでしょうか?
【ドイ】まずTakaさんが書いてくださった歌詞があって、7人で書く部分のテーマを決めて、それから数人に分かれて細かく話し合いました。
【YSY】単に歌詞を書くというより、自分たちの経験や苦労、心境をありのまま語り合って組み立てていけば、Takaさんや聴く人の心に届くんじゃないか…、と考えながら作りました。
【ココ】私たちは日韓合同グループなので、日本語、韓国語、そして英語を混ぜて作詞をしたのもポイントです。
【スジン】Takaさんの書いてくださった歌詞に、どうすれば私たちの想いを伝えられるかを考えました。より良い歌詞が書けるよう、これからも努力を続けていきたいです。
――「One day」のパフォーマンスはどんな感じなのでしょう。
【スジン】サビの部分には決まった振りがありますが、全体的に余裕を持って見せられる構成になっています。自分たちで考えて作り上げていくパートもあるので、みんなで楽しみながら披露したいと思っています。
――『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』で制作された楽曲も、H//PE Princessバージョンで収録されています。4月18日に東京・代々木第一体育館で行われた『楽天アワード』では、それらの曲をすでにパフォーマンスされましたが、実際にステージで披露してどんなことを感じましたか?
【ニコ】私はオーディション番組でも「DAISY」をパフォーマンスしましたが、その時とはまったく違う感覚でした。新しくバースを書いたメンバーもいるし、本当にH//PE Princessの「DAISY」になった気がして、新鮮で楽しかったです。
【スジン】「DAISY」も「gOOd!」も両曲とも大好きだけれど、番組の時は、生き残るためのパフォーマンスという気持ちが大きかったんです。でも今は生き残ったこの7人で、お互いにアイコンタクトをしながら心から楽しんでステージに立てていることに感動しています。
【ドイ】わかります! 燃え上がるような熱い気持ちでパフォーマンスに取り組むことができました。
■「ここからが本番」 メンバーが語る未来への目標
――冒頭で、デビューが決まったときの気持ちをうかがいましたが、『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』ファイナルでこのメンバーが決まりました。メンバーが決まった後、どんなことを話し合いましたか?
【ココ】7人が決まった瞬間はすごく新鮮に残っているのに、それからのことはバタバタしすぎていて、記憶があまりない…、かも。とにかく不思議な感覚でした(笑)。でもみんなで「お疲れさま」「おめでとう」と言い合い、「これから一緒に頑張っていこう」と誓い合ったのを覚えています。
――番組内ではライバルとして激しく競っていましたが、今はもう仲良くなっていますか?
【ニコ】はい! 当時は火花を散らしていながらも、常にお互いをリスペクトしていました。今はその気持ちを大切にしながら、一つのチームとして頑張っています。
――絆を深めるために心がけていることはありますか?
【YSY】日韓のメンバーが集まっているので、韓国と日本の文化や生活習慣の違いをお互いに尊重して、教え合っています。そうした異文化を共有することが、すごく大切だと思っています。
【ドイ】はい。食事に関しても、韓国では器を置いたままごはんをスプーンで食べるので、最初はお茶碗を持ってお箸でごはんを食べる日本のスタイルがうまくできませんでした。今は上手に食べられるようになったけれど、そういう小さなことを体験して理解するのが大事なのかなと感じています。
――韓国のメンバーの方たちは、日本での活動で苦労はないですか?
【ドイ】めっちゃ楽しいです! 私は元々日本が大好きで、友達もできたし、いろいろな経験や話ができて本当に嬉しいです。
――日本で何か楽しい出来事はありましたか?
【ドイ】先日、2時間くらい空き時間があったので、メンバー全員で散歩をしました。ホテルの周りを歩いただけですが、その時間がとても幸せでした。
――普段は、共同生活をされているんですよね。
【一同】はい、そうです。
【ニコ】最初は大変かと思っていましたが、いざ7人で住んでみると毎日がパーティーみたいで本当に楽しいです!
――一緒に住んでみて分かった、メンバーの意外な一面はありますか?
【ドイ】ユジュちゃんがイメージとは違って、実はすごくサバサバした性格だったのが意外でした(笑)。でも、そこが魅力なんですよね。
【ユジュ】ふふふ(笑)。
【ニコ】ココちゃんもクールに見えるけれど、実はすごく笑うし、愛嬌もたっぷりで甘えてくることに驚きました。
【ココ】そうみたいです(笑)。
【スジン】ココオンニ(お姉さん)はすごく早起きで、自分の時間を大切にしているんですよ。そうやって頑張っているところは、見習わなければいけないと思っています。
【ココ】私には、一人の時間が絶対に必要なんです(笑)。早起きして本を読んだり、動画を見たり、好きなゲームをしたりして自分の時間を確保しています。
――では最後に、H//PE Princessとして目指すグループ像を教えてください。
【YSY】全員がプロデューシングに携われるようなグループを目指しています。目標は、アルバムの全曲を自分たちでプロデュースすること! そのために、常に情熱を持って音楽を学び、いろいろな曲を聴くようにしています。今回のアルバムでも作詞やパフォーマンスに参加しましたが、今後はそのような機会をさらに広げていきたいです。
取材・文:坂本ゆかり
<作品情報>
H//PE Princess『17.7』
2026年5月27日リリース
【初回限定盤A】CD
品番:WPCL-13764/価格:3000円(税込)
デジパック仕様/28Pフォトブック/フォトカード1枚(初回A ver.全7種ランダム)/セルフィーフォトカード1枚(初回A ver.全7種ランダム)
【初回限定盤B】CD+DVD
品番:WPZL-32284/5/価格:4500円(税込)
デジパック仕様/“17.7” Making & Behind、12Pブックレット/フォトカード1枚(初回B ver.全7種ランダム)、セルフィーフォトカード1枚(初回B ver.全7種ランダム)
DVD収録内容:“17.7” Making & Behind
【通常盤】CD
品番:WPCL-13765/価格:2000円(税込)
ジュエルケース仕様/12Pブックレット/ステッカー(初回プレス限定)、フォトカード1枚(通常ver.全7種ランダム、初回プレス限定)、セルフィーフォトカード1枚(通常ver.全7種ランダム、初回プレス限定)
CD収録内容(共通)
1. Stolen
2. One day
3. Hoppin’
4. DAISY(H//PE P ver.)
5. gOOd!(H//PE P ver.)
■「これからがスタート」 デビューの喜びと新たな決意
――デビューおめでとうございます! 今、どんな気持ちですか?
【ニコ】長い間夢見てきたデビューというチャンスを掴んで嬉しい気持ちもあるのですが、ここからがスタートだと思っています。もう一度自分に喝を入れつつ、初心を忘れずに頑張っていきたいです。
【ユジュ】はい、本当に夢みたいです。でもニコちゃんの言う通り、これからが始まりです。もっと頑張ってもっといいアーティストになりたいと思います。
【ニコ】お父さんがレコード屋さんを営んでいたくらい音楽好きで、車の中や家で常に音楽が流れている家庭で育ちました。私自身は小さい頃からミュージカルがすごく好きで、英語の曲に興味を持つようになり、両親が聴いていたヒップホップやR&Bも聴くようになりました。そこから音楽がどんどん好きになって、自然と「アーティストになりたい!」という夢を持つようになった気がします。小さい頃に好きだったのは、BIGBANGさん。BIGBANGさんのように、見ている人や聴いている人に「あ、NIKOだ」とすぐに分かってもらえる唯一無二のユニークな存在になりたいです。
【スジン】私は元々ボーカルとダンスをやっていました。まさか自分がラップをやるとは思ってもいなかったくらい、ラップに触れたことがなかったんです(笑)。でも日韓合同サバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』があると聞いて、ラップもうまくできるようになれば“オールラウンダー”になれると思い、出演を決心しました。運もありましたが、番組で一生懸命取り組んだ成果を出すことができました。あきらめないのが、自分の強み。これからもラップを磨いて、“オールラウンダー”になるのが目標です。全力で頑張ります。
【リノ】私は子どものころから“何かになりきること”が大好きで、テレビの前で歌ったり踊ったり、とにかく体を動かしていました。「アーティストになりたい」と思っていたわけではなくて、兄と姉がダンスを習っていた影響でダンスを始めて、どんどん好きになっていきました。中学1〜2年生の頃にアーティストを目指すようになり、本格的にオーディションを受けるようになって、『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』で合格することができました。自分の強みは「笑顔」です。パワフルなダンスも強みですが、笑顔でいれば自分の心も明るくなるし、周りの人も笑顔にできると思っています。
――お兄さんはK-POPグループEVNNEのリーダー、ケイタさんですが、お兄さんも応援してくださっていたのでは?
【リノ】はい。兄は番組のファイナルを見に来ようとしていたのですが、その日は仕事があって、来られなかったんです。結果が気になりすぎて、ずっとスタッフの方に聞いていたと言っていました(笑)。
【ドイ】私は幼い頃からダンスや歌が大好きで、毎日歌って踊っている子どもでした。本格的に取り組むようになったら、楽しくて、今までとは違う喜びを感じるようになり、そんな楽しい気持ちをずっと持ち続けていたくて、アーティストを志すようになりました。ラップもオーディション番組出演をきっかけに始めたのですが、努力を重ねて、今では大好きです。そうやって何事にも全力で突き進むところが、私の魅力なんじゃないかと思います。
【ココ】実は私も、ヒップホップはあまり聴いてこなくて…。子どもの頃からクラシックバレエやチアダンスを習っていた中でBLACKPINKさんやTWICEさんに憧れて、K-POPアイドルを目指して練習生になり、そこでダンスや歌、ラップの練習を積み重ねるうちに、ヒップホップに魅了されていったんです。私の強みは、常に自分の気持ちに素直でいようとするところです。やりたいと思ったことに挑戦して、自分の限界を決めず、自分が信じる道を突き進めるところだと思います。
【ユジュ】私もK-POPアイドルを目指して長い間、練習生をしてきました。ラップを始めたのも、練習生時代です。最初は声をどう出せばいいのかも分からず苦戦していましたが、さまざまなアーティストのステージを見て、研究しました。『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』では歌詞を書いたりラップを作ったりしましたが、そこで改めて、自分はラップをしている時が一番楽しいということに気づきました。だから今、H//PE Princessのメンバーになれて本当に嬉しいです。私は本を読んだり文章を書いたりすることが好きなので、自分の経験や感情を、歌詞や曲として表現できるアーティストになりたいと思っています。
【YSY】私も幼い頃から両親の影響で、音楽が大好きでした。物静かな子どもでしたが、たくさんのアーティストの皆さんの映像やミュージックビデオを見て、憧れを抱いてきました。特に影響されたのは、リアーナさんで、自分もパフォーマンスをする側になりたいと思うようになり、音楽制作にも興味を持つようになりました。幼少期からピアノを習っていたので、今後はその経験も活かして、自分の感情をありのままに表現できるアーティストになりたいです。
■「自分を信じる」 プロデューサー陣の言葉の力
――皆さんが参加した日韓合同オーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』のメインプロデューサー陣、i-dleのソヨンさん、Dynamic DuoのGaekoさん、RIEHATAさん、岩田剛典さんに言われて心に残っていることはありますか?
【YSY】初回放送の時に、i-dleのソヨンさんから「この子は狂ってる、今の時代にこんな子がいるんだ!」という言葉をいただいたのが、すごく嬉しかったです。自分が表現したかったことをそのまま受け止めて、褒めてもらえた気がしました。
【ニコ】私はGaekoさんに、「NIKOはNIKOらしい。NIKOがNIKOの役割を果たしている」という言葉をいただきました。練習生期間も長かったし、自分らしさを見失って、周りと比べて落ち込むことが多くなっていたんです。でもGaekoさんの言葉で、「ありのまま、自分のままでいいんだ!」と改めて気づかされ、安心することができました。
【リノ】私はRIEHATAさんに、「自信が持てない」という相談を1対1でさせていただいたことがあったんです。そのときに「アーティストを目指してこのオーディションで勝つためには、絶対に自信を持って。まだデビューが決まっていなくても、今この瞬間、自分を一人のアーティストだと思ってすべてのパフォーマンスに取り組みなさい」と言ってもらったんです。その言葉が心に刺さり、少しずつ自信を持てるようになりました。
【ユジュ】岩田剛典さんはいつも、「ステージに立つ時は、自分がスターだと思って歌うことが大事だ」とおっしゃっていたのが印象に残っています。番組で一緒にステージに立たせていただいたときに、それがどういうことなのかわかった気がしました。まさかプロデューサーの方と一緒にステージに立つなんて想像もしていなかったので、その時は夢のような気持ちでした。
■『17.7』アルバムタイトルに込めたメッセージ
――貴重な時間を持つことができましたね。では、皆さんのデビューアルバムとなる『17.7』について教えてください。このタイトルにはどういう意味があるのでしょうか?
【ココ】デビューが決まった時の、私たちの平均年齢です。17.7歳だからこそ伝えられる音楽や、素直な気持ちを音楽に込めました。17.7歳の私たちの第一歩となるアルバム…、という意味があります。
――先行配信曲の「Stolen」は、Gaekoさんのプロデュース曲です。Gaekoさんからは、どんな言葉がありましたか?
【ユジュ】たくさんのアドバイスをいただきましたが、やはり他のプロデューサーさんたちと同じで、「自信を持つことが一番重要だ」とおっしゃっていました。日本人のメンバーには韓国語の発音の練習も一緒にしてくださって、本当にお父さんのような存在でした。
【ニコ】「Stolen」を最初に聴いた瞬間、みんなリズムに乗り始めて、踊り出しちゃって(笑)。「これだ!」という感じで盛り上がったのを覚えています。
【YSY】オーディション番組の時は目立つために強烈でパワフルなパフォーマンスを追求してきましたが、実は私、肩の力を抜いて柔らかく歌うスタイルが好きなんです。この曲で自分のカラーを出せるパートを任せていただけた気がしてすごく嬉しい気持ちです。
――タイトル曲「One day」は、これまでとはまた印象が違う曲になりました。それが、ONE OK ROCKのTakaさんが作詞・作曲・プロデュースで参加された曲なんですね。
【ニコ】はい、まさか私たちの楽曲にTakaさんが参加してくださるなんて、考えてもいませんでした。初めて聴いた時は、オーディションでは披露してこなかった曲調だったので驚きましたが、自分たちのありのままの新しい姿を見せられることにワクワクしました。コンサートで生で聴いたら、私も、感動しちゃいそう(笑)。「One day」には、希望に満ちたメッセージが詰め込まれています。私たちも作詞に参加したからこそ、より感情を込めて歌うことができました。ぜひ、歌詞にも注目してほしいです。
――どのように歌詞を作っていったのでしょうか?
【ドイ】まずTakaさんが書いてくださった歌詞があって、7人で書く部分のテーマを決めて、それから数人に分かれて細かく話し合いました。
【YSY】単に歌詞を書くというより、自分たちの経験や苦労、心境をありのまま語り合って組み立てていけば、Takaさんや聴く人の心に届くんじゃないか…、と考えながら作りました。
【ココ】私たちは日韓合同グループなので、日本語、韓国語、そして英語を混ぜて作詞をしたのもポイントです。
【スジン】Takaさんの書いてくださった歌詞に、どうすれば私たちの想いを伝えられるかを考えました。より良い歌詞が書けるよう、これからも努力を続けていきたいです。
――「One day」のパフォーマンスはどんな感じなのでしょう。
【スジン】サビの部分には決まった振りがありますが、全体的に余裕を持って見せられる構成になっています。自分たちで考えて作り上げていくパートもあるので、みんなで楽しみながら披露したいと思っています。
――『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』で制作された楽曲も、H//PE Princessバージョンで収録されています。4月18日に東京・代々木第一体育館で行われた『楽天アワード』では、それらの曲をすでにパフォーマンスされましたが、実際にステージで披露してどんなことを感じましたか?
【ニコ】私はオーディション番組でも「DAISY」をパフォーマンスしましたが、その時とはまったく違う感覚でした。新しくバースを書いたメンバーもいるし、本当にH//PE Princessの「DAISY」になった気がして、新鮮で楽しかったです。
【スジン】「DAISY」も「gOOd!」も両曲とも大好きだけれど、番組の時は、生き残るためのパフォーマンスという気持ちが大きかったんです。でも今は生き残ったこの7人で、お互いにアイコンタクトをしながら心から楽しんでステージに立てていることに感動しています。
【ドイ】わかります! 燃え上がるような熱い気持ちでパフォーマンスに取り組むことができました。
■「ここからが本番」 メンバーが語る未来への目標
――冒頭で、デビューが決まったときの気持ちをうかがいましたが、『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』ファイナルでこのメンバーが決まりました。メンバーが決まった後、どんなことを話し合いましたか?
【ココ】7人が決まった瞬間はすごく新鮮に残っているのに、それからのことはバタバタしすぎていて、記憶があまりない…、かも。とにかく不思議な感覚でした(笑)。でもみんなで「お疲れさま」「おめでとう」と言い合い、「これから一緒に頑張っていこう」と誓い合ったのを覚えています。
――番組内ではライバルとして激しく競っていましたが、今はもう仲良くなっていますか?
【ニコ】はい! 当時は火花を散らしていながらも、常にお互いをリスペクトしていました。今はその気持ちを大切にしながら、一つのチームとして頑張っています。
――絆を深めるために心がけていることはありますか?
【YSY】日韓のメンバーが集まっているので、韓国と日本の文化や生活習慣の違いをお互いに尊重して、教え合っています。そうした異文化を共有することが、すごく大切だと思っています。
【ドイ】はい。食事に関しても、韓国では器を置いたままごはんをスプーンで食べるので、最初はお茶碗を持ってお箸でごはんを食べる日本のスタイルがうまくできませんでした。今は上手に食べられるようになったけれど、そういう小さなことを体験して理解するのが大事なのかなと感じています。
――韓国のメンバーの方たちは、日本での活動で苦労はないですか?
【ドイ】めっちゃ楽しいです! 私は元々日本が大好きで、友達もできたし、いろいろな経験や話ができて本当に嬉しいです。
――日本で何か楽しい出来事はありましたか?
【ドイ】先日、2時間くらい空き時間があったので、メンバー全員で散歩をしました。ホテルの周りを歩いただけですが、その時間がとても幸せでした。
――普段は、共同生活をされているんですよね。
【一同】はい、そうです。
【ニコ】最初は大変かと思っていましたが、いざ7人で住んでみると毎日がパーティーみたいで本当に楽しいです!
――一緒に住んでみて分かった、メンバーの意外な一面はありますか?
【ドイ】ユジュちゃんがイメージとは違って、実はすごくサバサバした性格だったのが意外でした(笑)。でも、そこが魅力なんですよね。
【ユジュ】ふふふ(笑)。
【ニコ】ココちゃんもクールに見えるけれど、実はすごく笑うし、愛嬌もたっぷりで甘えてくることに驚きました。
【ココ】そうみたいです(笑)。
【スジン】ココオンニ(お姉さん)はすごく早起きで、自分の時間を大切にしているんですよ。そうやって頑張っているところは、見習わなければいけないと思っています。
【ココ】私には、一人の時間が絶対に必要なんです(笑)。早起きして本を読んだり、動画を見たり、好きなゲームをしたりして自分の時間を確保しています。
――では最後に、H//PE Princessとして目指すグループ像を教えてください。
【YSY】全員がプロデューシングに携われるようなグループを目指しています。目標は、アルバムの全曲を自分たちでプロデュースすること! そのために、常に情熱を持って音楽を学び、いろいろな曲を聴くようにしています。今回のアルバムでも作詞やパフォーマンスに参加しましたが、今後はそのような機会をさらに広げていきたいです。
取材・文:坂本ゆかり
<作品情報>
H//PE Princess『17.7』
2026年5月27日リリース
【初回限定盤A】CD
品番:WPCL-13764/価格:3000円(税込)
デジパック仕様/28Pフォトブック/フォトカード1枚(初回A ver.全7種ランダム)/セルフィーフォトカード1枚(初回A ver.全7種ランダム)
【初回限定盤B】CD+DVD
品番:WPZL-32284/5/価格:4500円(税込)
デジパック仕様/“17.7” Making & Behind、12Pブックレット/フォトカード1枚(初回B ver.全7種ランダム)、セルフィーフォトカード1枚(初回B ver.全7種ランダム)
DVD収録内容:“17.7” Making & Behind
【通常盤】CD
品番:WPCL-13765/価格:2000円(税込)
ジュエルケース仕様/12Pブックレット/ステッカー(初回プレス限定)、フォトカード1枚(通常ver.全7種ランダム、初回プレス限定)、セルフィーフォトカード1枚(通常ver.全7種ランダム、初回プレス限定)
CD収録内容(共通)
1. Stolen
2. One day
3. Hoppin’
4. DAISY(H//PE P ver.)
5. gOOd!(H//PE P ver.)
2026/06/15



