6月度のテレビCMタイアップ曲好感度ランキング（F1F2総合）では、資生堂「TSUBAKI」の「Dear WOMAN」の勢いが一向に衰える気配を見せないどころか、サンプルの約4割に当たる人々から注目を集めているという結果が出た。映像に仕掛けられた豪華な驚きをさらに華やげるSMAPの音楽は確実に人々の耳と心を捉えているようだ。

　このSMAPをはじめ、数多くのCMに取り上げられる歌声というのがある。宇多田ヒカル、DREAMS COME TRUE、ポルノグラフィティ、平井堅、Mr. Children、クイーンなどだ。今回のランキングでも上位にランクされているように、彼らの歌声が流れるCMは人気も高く、それが商品の購買にも結びつく。いわば、クライアントにとって“客を呼べる歌声”ということになる。

　その“客を呼べる歌声”の一角に飛び込もうとする2組のアーティストがいる。F1層から支持されているmihimaru GT（Palty「気分上々↑↑」）とF2層の注目度が高いはなわ（雪国まいたけ「雪国もやしのうた」）だ。リズム感を重視し、“ノリの良さ”でユーザーにアピールするmihimaru GTに対し、インパクトのあるユニークな歌詞と覚えやすいフレーズで脳裏に曲を焼き付けるはなわ。今回のタイアップをきっかけに彼らの歌声がどんな広がりをたどっていくのか、大いに楽しみだ。

　「商品のポップな感じと楽曲、本人たちが合っている。声がかわいい」（東京都/25歳/気分上々↑↑）、「すごくノリのいい曲でmihimaru GTのイメージが変わりました。売れそうな気がします」（千葉県/27歳/気分上々↑↑）、「“雪国もやしは高いから買わない方がいい”と言われると、興味が湧き、買ってみようかとなる。歌がおもしろくて印象深い」（神奈川県/43歳/雪国もやしのうた）、「覚えやすい」（埼玉県/38歳/雪国もやしのうた）など高い評価の声が集まっている。

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