歌手・aikoのライブハウスツアー『Love Like Rock vol.10』のツアーファイナルが、10日に福岡・Zepp Fukuokaで開催された。本来は3月29日の大阪公演が最終日の予定だったが、体調不良により延期されていた福岡公演が振替実施され、ツアーの締めくくりとなった。 ライブはリリースからわずか2日後の新曲「カプセル」でスタート。伸びやかな歌声で壮大な楽曲を歌い上げ、「会いたくて死にそう」という歌詞が、延期を経てこの場に集まったファンへの思いを映し出していた。「アンコール」「ライン」「傷跡」など、躍動感と余韻が交差する楽曲が続き、ホーンやギターのアンサンブルも冴えわたる。中盤では「鮮やかな街」「願い事日記」「シネマ」など、情景豊かなセクションで観客を物語の世界へといざなった。 MCでは「風邪をひいて延期になってしまい本当にごめんなさい。今日こうして福岡でできてよかったです」と語り、感謝の気持ちを何度も伝えた。「カプセル」の由来について「人と人はすべて分かり合えないから、自分の気持ちを閉じ込めたイメージでこのタイトルにした」と明かす場面もあった。 ライブは「blue」「問題集」「サイダー」「食べた愛」など、緩急自在なセットリストで進行。途中ではキーボードの佐藤達哉とのやりとりから、即興で「食べた愛」を披露するサプライズもあり、aikoらしい飾らない距離感が光った。「星の降る日に」ではミラーボールが回り、「まさか夢」「プラマイ」「skirt」と畳み掛けるアップチューンで後半戦へ。圧巻のロングトーンで会場を圧倒し、観客の熱気は最高潮に。「恋愛ジャンキー」では恒例の「男子!女子!そうでない人!」のコールも飛び交い、場内は一体感に包まれた。

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  • 『Love Like Rock vol.10』のツアーファイナルを終えたaiko
  • 『Love Like Rock vol.10』のツアーファイナルの模様
  • 『Love Like Rock vol.10』のツアーファイナルの模様
  • 『Love Like Rock vol.10』のツアーファイナルの模様
  • 1月12日 宮城公演の模様
  • 1月24日 福岡公演の模様
  • 3月15日 東京公演の模様

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