32年間（8054回）にわたって、放送されてきたフジテレビ系『笑っていいとも！』が「グランドフィナーレ」を迎えてから、今年の3月31日でちょうど10年となる。『感謝の超特大号』と題したグランドフィナーレでは、客席に歴代レギュラー陣77人が並び、さらに舞台上では“夢の共演”が相次ぎ、今なお「テレビ史に残る名場面」として語り継がれている。ORICON NEWSでは、その時の空気感をなるべく忠実に伝えるため、当時の肩書きに準じた表記で、グランドフィナーレでの名場面を「プレイバック」と銘打って紹介していく。

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　テレフォンショッキング形式でのトークを経て、タモリとさんまは、過去に11年半続いた雑談コーナー「タモリ・さんまの日本一の最低男」を“復活”させた。さんまが、タモリと吉永小百合とのトークを振り返る中で「あんだけ間を取ったら、なんかボケなアカンねん」とツッコミを入れると、タモリも「オレは、アンタの弟子かね（笑）？」と応酬するなど、何度も笑いが起こる。

　さんまは、餅つき大会でのタモリの姿に納得がいかないとの旨を話しながら、客席にいたアンタッチャブル・山崎弘也に向けて話しかけるなど“しゃべり”と“動き”で圧倒。タモリが「実演販売じゃないんだから（笑）。いいから、こっちでやろうよ」と舞台中央に戻すなど、2人でのかけあいを楽しんでいるところに、浜田雅功の「おーい！長い！」との叫び声がとどろいた。

　ダウンタウンとウッチャンナンチャンが乱入すると、スタジオは大盛り上がり。内村光良が「さんまさん、時間です」と笑顔で呼びかけ、浜田はさんまの口に“テープ”を貼って、封じ込めようとすると、ならばとばかりにさんまが軽快にスキップ。この様子を見ていた松本人志は「まだまだ売れるわ、この人！」と笑わせた。

　浜田が「みんな知ってます？始まって、5分くらいでセットチェンジして、ここになるって。そうしたら、長いこと、ベラベラベラベラ…」と訴えると、松本が「ナンチャンがもう…汐留が気になるし」とニヤリ。南原が「オレ、そんなこと言ってない（笑）！」と否定すると、松本は「ウッチャンも汐留が気になるし」とたたみかけ、内村が「オレは関係ない！オレは『ヒルナンデス！』じゃない！」と渾身のツッコミで笑いを誘った。

　松本のキレキレなトークは止まらず「早くやらないと、我々も、とんねるずが来たら、ネットが荒れるから」と呼びかけると、浜田が「なんで荒れなアカンねん（笑）！」とツッコミ。さらに、相方の浜田とさんまとのかけあいにも注目し「お前のタイミングもうまいなー！掛け合いがすごいわー」と賛辞を送っていた。

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