漫画『ドラゴンボール』作者で知られる漫画家・鳥山明さん（享年68）の訃報を受け、タレントで歌手の中川翔子が8日、自身のX（旧ツイッター）を通じて追悼コメントを寄せた。

　「突然すぎて信じられない」と書き出した中川は「鳥山明先生、数々のアニメを生み出し世界中でファンが生まれ自分もその中の一人でした　ドラゴンボールとドラゴンクエストと成長してきた人生でした」と振り返り、「鳥山明先生の描く線から生まれる世界の、キャラクターたちの、ワクワクドキドキは唯一無二、世界的な宝が失われてしまうなんて信じたくないです」と悼んだ。

　声優として鳥山さんの作品に参加しており、「予言魚　アリーナ姫　声を演じさせていただけたこと　お会いして直接感謝と感激を伝えられたこと　感情が追いつきません　あまりにも偉大な存在すぎて」とショックの大きさをにじませた。

　「世界に漫画やアニメの歴史に偉大な革命を築きあげた功績は人類の宝です　鳥山明先生の作品は世界中のメディアへの多大な影響を与えた先駆者として 地球がある限り人類史に未来永劫語り継がれていくと思います」とその功績に思いを馳せ、「突然の訃報で本当に残念でなりません 心からの御冥福をお祈り申し上げます」とつづった。

　鳥山さんは1978年に『ワンダーアイランド』でデビュー。その後、『週刊少年ジャンプ』で『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』などの人気作品を世に送り出してきた。特に1984年に連載をスタートさせた『ドラゴンボール』は世界的な人気となり、アニメ化、実写化などされ、今もなお愛され続けている。2024年3月1日に急性硬膜下血腫で死去したと、『ドラゴンボール』の公式サイトで8日に発表された。