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赤楚衛二、自分嫌いだった過去明かす 理想とのギャップに悩むも「自分は自分でしかない」ポジティブな“あきらめ”で前進

 この数年で映画やドラマ等立て続けに出演している赤楚衛二。そのめまぐるしい日々を追ったインタビュー&フォトブック『E』(ワニブックス刊)には、当時赤楚が抱えていた赤裸々な心境がリアルな言葉でそのまま収められている。全力で駆け抜けた激動の約1年半の期間、赤楚はどんなことを感じていたのか。改めて話を聞いた。

ブレイク期を振り返る赤楚衛二 (C)ORICON NewS inc.

ブレイク期を振り返る赤楚衛二 (C)ORICON NewS inc.

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■ファンへの恩返しのつもりが…「またパワーをもらった」

――インタビュー&フォトブック『E』は、2022年9月から23年11月までの約1年半の期間、9回のインタビューと5回の撮影でご自身を追った内容です。この期間は注目作に続々と出演していてまさに「ブレイク期」。ファンが一気に増えたのでは?

【赤楚衛二】いやー自分ではよくわからないですね(笑)、増えたんですかね(笑)。ファンの数はあまりこだわらず、今少ないからもっと増やそうとかはあまり…いやいや!やっぱり貪欲に考えたいですね。Xだったら100万人フォロワー突破したいし、インスタグラムだったら300万人とかいきたい!

――『E』では昨年のファンミーティングの様子もつづられていましたね。

【赤楚衛二】本当に楽しかったです。ファンのみなさんが活動を応援してくれているので、その恩返しがしたいとずっと思っていたんですけどコロナ禍でなかなか実現しなかったので。ファンの方々と直接お会いできて嬉しかったですし、恩返しのつもりがまたパワーをもらっちゃいました。

――作品に出演した後の、ファンや視聴者からの反響はどう受け止めますか?

【赤楚衛二】僕自身の根底にあるのが“人を楽しませたい”という気持ちで、その選択のひとつがお芝居なんです。もちろんそれぞれ好みとかあると思うので、楽しんでいただけたら嬉しいな…というテンションですね。僕も、どんなことが求められているのか分かっているつもりですので、そこに寄り添いつつも違う一面を見ていただいたり…色々な僕を楽しんでいただけたらと思います。

■“主観から客観へ”役者経験を積んで得たもの

――『E』に収録された期間は、『舞いあがれ!』(NHK総合)、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)、『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)と続々にドラマ出演。さらにNetflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』もありました。ギュッと濃縮されたこの期間、俳優として着実にステップアップしていますね。

【赤楚衛二】この約1年半は、強引に自分のアプローチ方法をグッとねじ曲げたような感覚があるんです。だからインタビュー内容も含めて、ちょっと不安定でいびつな内容という印象で…結構強引な1年だったかなと思います。僕はどっちかというと前向きなので、『E』では名言とか出てくる明るい作品になるんじゃないかと思ったんですけど、意外と深い…暗いところまで書かれているんです。恥ずかしい気持ちがありつつ、頑張ってきた自分を見てもらいたい気持ちが強いですね。

――それぞれの写真で、表情や雰囲気が大きく違って見えたのも印象的でした。

【赤楚衛二】主観で演技をしていたのが、経験を重ねるにつれて客観で演技できるようになってきた感覚がありましたね。写真でいうと、主観でいたころは自分のイメージしている顔と表情が、写真で見ると一致しない時があったりもしました。『こういう顔したつもりだったんだけどな…』というズレがあって、そこは修正していきたいなと思っていました。それが、フラットな気持ちでいると『今自分はこうなんだ』っていう状況を冷静に受け止められるようになる。そんな感覚がまた写真にも表れていたと思います。その感覚は、「教場」あたりできっかけをつかんだ気がします。

――『こっち向いてよ向井くん』は主演で“座長”という立場でした。

【赤楚衛二】座長といっても、僕は真ん中に立つと言うより立たせてもらっている感じでした。主演のあり方って本当に多種多様だと思うんですけど、“スター”と呼ばれる方々はやっぱり引っ張る力があるんです。それは結局のところ、作品づくりは共同作業で、やっぱり周りのみなさんがいなければ自分は立てないし、みなさんに支えてもらっている。感謝しつつ、「この人が主演でよかった」と思ってもらえるにはどうすればいいかを考えることぐらいしかできないです。

――まさに客観で、冷静に振り返りますね。『E』でのインタビューでも、いろんな物事をフラットに見ている印象でした。気持ちをフラットに保つために意識することなどありますか?

【赤楚衛二】全部諦めですね(笑)。いえ、悪い意味じゃなくて。理想を持ちすぎてしまうと、理想の自分と現実の自分との“差”が生まれて、比較対象が生まれてしまうんです。それで落ち込んでしまうことがあったり、できるだろうと思っていたのにできなかったり…。でもそこで、『自分は自分でしかないんだ』ってあきらめた途端にフラットな気持ちになれました。

――あきらめようと思ったきっかけがあったんですか?

【赤楚衛二】きっかけは、コロナ禍での緊急事態宣言の時です。それまではずっと自分のことが嫌いだったんですけど、『自分、やることはやってきたよね』『頑張ったよね』って褒めてあげたら、自分のことが嫌いじゃなくなりました。

■“ライアン・ゴズリング”という理想は「あきらめました!」

――現在29歳で30歳目前。これから目指す理想の俳優像はありますか?

【赤楚衛二】それが…ないんですよね。本当に後先考えず、目の前の作品に向き合って、振り返ってみたらこういう人生だったな、というのが僕はちょうどいいかなと思っています。もちろん理想はライアン・ゴズリングみたいな表現者になりたいですけど、なれないのは分かったので。そういう目標を立てるのを諦めました。

――先ほどの「理想とのギャップ」ですね。でもライアン・ゴズリングが正解ではないですから。

【赤楚衛二】いや!ライアンは僕の中のある種の正解なんですよね(笑)。いや…捨てましたけどね、理想は!

――前向きですね(笑)。では海外への活動イメージはいかがですか?ファンミーティングは韓国でも実施されましたし、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)は海外で大反響でした。

【赤楚衛二】「チェリまほ」の海外の熱量は本当にすごかったですね。海外に行ったときに僕のことを知ってくれて応援してくださる方々もいてうれしかったです。もちろん日本の作品でも、海外の方でも楽しんでいただけるように頑張ろうという気持ちは持っています。

――4月11日スタートの主演ドラマ『Re:リベンジ―欲望の果てに―』(フジテレビ系/毎週木曜 夜10:00)は、野心と復讐心をテーマにしたリベンジサスペンスです。

【赤楚衛二】今まさに監督とプロデューサーさんと話し合っていて、スキがひとつもないぐらい完成された作品でめちゃくちゃ面白いんです。刺激を受けているし、現場で演技を楽しめています。今までの役とも違うイメージなので、これから違う一面でみなさんに楽しんでいただけるのかなと思っています。

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