俳優・赤楚衛二(29)のインタビュー&フォトブック『E』(ワニブックス)が14日に発売。同日より「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」が全国4会場(東京・博多・名古屋・大阪)で順次開催されている。2020年に発売した1st写真集『A』と、新作『E』を振り返る内容で、未掲載カットやオフショット、メイキング動画や衣装などが展示されている。自身の活動の節目ともいえる今回の新刊について、心境を聞いた。
■「ありのまま」を詰め込んだ活動の集大成
オープン前日の13日に会場を訪れた赤楚は、「映像も流れていて僕の声が(会場全体に)響いて、かつ周りは僕だらけでびっくりしました」と展示会の完成度に驚きのコメント。さらに「その時々によって、顔つきだったり『A』の時は幼さだったりがあって、時の流れを感じました。来てくださった方も楽しんでいただけるんじゃないかな」と満足した様子だった。
14日に発売した『E』は、22年9月から23年11月までの赤楚にとっての激動の日々の中、9回にもわたって普段の取材などでは語られない赤裸々な言葉を追いかけつづった内容。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)や、『風間公親 -教場0-』(フジテレビ系)などの注目作に立て続けに出演し、俳優として目覚ましい成長を遂げた印象だ。同作にはそんな赤楚の当時の心境がリアルに表れている。
「最初の制作のタイミングでは、いつになるのかなーみたいなことを言ってたんですけど、意外とあっという間でした。僕はどっちかというと前向きなので、名言とか出てくる明るい作品になるんじゃないかと思ったんですけど、意外と深い…暗いところまで書かれているんです。恥ずかしい気持ちがありつつ、頑張ってきた自分を見てもらいたい気持ちが強いですね」
さらに赤楚の発案で企画された「同じスーツを着て撮り重ねる写真撮影」が制作期間内で5回行われ、その時々でまったく違う風貌・表情を見せている。
「1着のスーツをいただいてから、自分になじむようにこれをずっと…知り合いの方の結婚式とか、プライベートでも着ていました。役にも影響していたので、体重が増減したことでスーツがパツパツになっている時もあれば、痩せている時もあれば、目がちょっと血走っているような時もあって、結構変化はあったかなと思います」
同作では、3ヶ月撮影するごとに、まったく異なる表情を見せている赤楚。「ありのままの自分」を意識しつつ、当時の出演作の役の心理状態も影響されたという。
「マネージャーさんから“荒ぶり期”と言われていた時期に撮影したこのショット(『E』2023年5月15日撮影の白シャツショット)は印象的でした。僕は攻撃的になったり迷惑かけたりはあまりないんですけど、当時靴下を脱いだときに絡まって、床に思いきり“バン”と叩きつけたみたいで…。それで『荒ぶってるねー(笑)』と言われまして…(苦笑)」
さらに同作で注目のショットが、人生初の金髪ヘアショット。30歳を目前に、「やりたいことリスト」のひとつを叶えた。
「20代のうちにやっておきたかったのと、今後しばらく役で金髪にすることがないだろうと思ったんです。めちゃくちゃ満足しました!あと、美容院って楽しいものなんだなって、改めて気づけたことが楽しかったです。普段は役のためのヘアスタイルなので、自分の要望といっても『ここ3センチ切ってください』とか…あまり『こうしたいな』っていう感覚がないんですよね。今回美容院に行って、自分の好みを伝えてそれが叶うことが、本当に楽しいなって思いました」
同作の完成でやりたいことはひとまず落ち着いたという赤楚。今は俳優として経験を積み、作品に向かってまい進したいという意欲がうかがえる。
「『E』で過ごした約1年半は、強引に自分のアプローチ方法をグッとねじ曲げたような感覚があるんです。だからインタビュー内容も含めて、ちょっと不安定でいびつな内容という印象で…結構強引な1年だったかな。でも、やっぱり人が変わるにはそれくらいの熱量や覚悟がないと変わらない。だからやってよかったなと思います。ただ、もう1回この期間を繰り返したいかって言われると、ちょっとしんどいですね(笑)。でも、辛いことを乗り越えないと変わっていかない。今後も多分、辛いことが起こって変化していくと思いますけど、腹くくって頑張ります」
■赤楚衛二インタビュー&フォトブック『E』(ワニブックス刊)
2月14日発売
■「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」
2月14日(水)〜3月10日(日)
東京会場(hmv museum 渋谷5)と博多会場(hmv museum 博多)
3月16日(土)〜4月7日(日)
名古屋会場(hmv museum 栄)と大阪会場(hmv museum 心斎橋)
※先着入場者特典として、入場券1枚につき限定ポストカード(全2種)をランダムで1枚プレゼント。会場では、開催記念グッズの販売も行われる。
■「ありのまま」を詰め込んだ活動の集大成
オープン前日の13日に会場を訪れた赤楚は、「映像も流れていて僕の声が(会場全体に)響いて、かつ周りは僕だらけでびっくりしました」と展示会の完成度に驚きのコメント。さらに「その時々によって、顔つきだったり『A』の時は幼さだったりがあって、時の流れを感じました。来てくださった方も楽しんでいただけるんじゃないかな」と満足した様子だった。
14日に発売した『E』は、22年9月から23年11月までの赤楚にとっての激動の日々の中、9回にもわたって普段の取材などでは語られない赤裸々な言葉を追いかけつづった内容。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)や、『風間公親 -教場0-』(フジテレビ系)などの注目作に立て続けに出演し、俳優として目覚ましい成長を遂げた印象だ。同作にはそんな赤楚の当時の心境がリアルに表れている。
「最初の制作のタイミングでは、いつになるのかなーみたいなことを言ってたんですけど、意外とあっという間でした。僕はどっちかというと前向きなので、名言とか出てくる明るい作品になるんじゃないかと思ったんですけど、意外と深い…暗いところまで書かれているんです。恥ずかしい気持ちがありつつ、頑張ってきた自分を見てもらいたい気持ちが強いですね」
さらに赤楚の発案で企画された「同じスーツを着て撮り重ねる写真撮影」が制作期間内で5回行われ、その時々でまったく違う風貌・表情を見せている。
「1着のスーツをいただいてから、自分になじむようにこれをずっと…知り合いの方の結婚式とか、プライベートでも着ていました。役にも影響していたので、体重が増減したことでスーツがパツパツになっている時もあれば、痩せている時もあれば、目がちょっと血走っているような時もあって、結構変化はあったかなと思います」
同作では、3ヶ月撮影するごとに、まったく異なる表情を見せている赤楚。「ありのままの自分」を意識しつつ、当時の出演作の役の心理状態も影響されたという。
「マネージャーさんから“荒ぶり期”と言われていた時期に撮影したこのショット(『E』2023年5月15日撮影の白シャツショット)は印象的でした。僕は攻撃的になったり迷惑かけたりはあまりないんですけど、当時靴下を脱いだときに絡まって、床に思いきり“バン”と叩きつけたみたいで…。それで『荒ぶってるねー(笑)』と言われまして…(苦笑)」
さらに同作で注目のショットが、人生初の金髪ヘアショット。30歳を目前に、「やりたいことリスト」のひとつを叶えた。
「20代のうちにやっておきたかったのと、今後しばらく役で金髪にすることがないだろうと思ったんです。めちゃくちゃ満足しました!あと、美容院って楽しいものなんだなって、改めて気づけたことが楽しかったです。普段は役のためのヘアスタイルなので、自分の要望といっても『ここ3センチ切ってください』とか…あまり『こうしたいな』っていう感覚がないんですよね。今回美容院に行って、自分の好みを伝えてそれが叶うことが、本当に楽しいなって思いました」
同作の完成でやりたいことはひとまず落ち着いたという赤楚。今は俳優として経験を積み、作品に向かってまい進したいという意欲がうかがえる。
「『E』で過ごした約1年半は、強引に自分のアプローチ方法をグッとねじ曲げたような感覚があるんです。だからインタビュー内容も含めて、ちょっと不安定でいびつな内容という印象で…結構強引な1年だったかな。でも、やっぱり人が変わるにはそれくらいの熱量や覚悟がないと変わらない。だからやってよかったなと思います。ただ、もう1回この期間を繰り返したいかって言われると、ちょっとしんどいですね(笑)。でも、辛いことを乗り越えないと変わっていかない。今後も多分、辛いことが起こって変化していくと思いますけど、腹くくって頑張ります」
■赤楚衛二インタビュー&フォトブック『E』(ワニブックス刊)
2月14日発売
■「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」
2月14日(水)〜3月10日(日)
東京会場(hmv museum 渋谷5)と博多会場(hmv museum 博多)
3月16日(土)〜4月7日(日)
名古屋会場(hmv museum 栄)と大阪会場(hmv museum 心斎橋)
※先着入場者特典として、入場券1枚につき限定ポストカード(全2種)をランダムで1枚プレゼント。会場では、開催記念グッズの販売も行われる。
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2024/02/21