アニメ&ゲーム カテゴリ
ORICON NEWS

映画『ガンダムSEED』公開で深夜から劇場活気 ファン早くも2回目鑑賞へ「20年待ったかいがある満足度」

 大人気アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの約20年ぶりの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が26日に公開された。26日0時(25日24時)より全国6つの都道府県計10ヶ所の劇場では最速上映が実施されており、筆者が東京・新宿バルト9を訪れると平日にも関わらず会場はほぼ満席で活気であふれていた。

新宿バルト9で行われた劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』最速上映会後の様子 (C)ORICON NewS inc.

新宿バルト9で行われた劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』最速上映会後の様子 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

 今回の劇場版は2004年〜2005年にかけて放送された『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』以来、約20年ぶりの新作。2006年に劇場版の制作が発表されていたが、その後は続報がなく、ファンの間では「もう企画がなくなったのではないか?」という声も出ている中で、2021年に鋭意制作中と発表。そして2023年7月に本日2024年1月26日に公開することを発表し、ファン待望の公開となった。

 筆者は現在36歳で『ガンダムSEED』を見ていた時は中学生。続編の『ガンダムSEED DESTINY』を見ていた時は高校生で、青春を語る上で欠かせない作品のひとつで思い出深い。そんな作品の最新作を早く見るため新宿バルト9の最速上映会のチケットを購入。劇場を訪れると多くのファンがポスターなどを記念撮影し楽しんでいた。

 上映前に都内在中の30代後半の男性にお話を聞いてみると「ガンダムSEEDは高校時代にリアタイしていて、初めて1話から全部視聴したガンダム作品。約20年ぶりの新作楽しみです!」と笑顔。

 男性と一緒に訪れた20代後半の女性も「彼から勧められて最近、テレビアニメシリーズを見たのですが、ドハマりしちゃって(笑)。推しはイザークなのですが、たくさん登場してほしいです」とニヤニヤしていた。

 そして上映がスタートし、2時間の上映を終えると会場からは「ふぅ〜」「やばっ!」「すげぇわ…」と充実感にあふれた声が続々。「あのシーン(※ネタバレ用語を含んでいたため詳細は控えます)は驚いたよな!」「これ、3回は確定で見るわ!」「新宿で次上映されるの何時? 8時?」など大興奮の会話も聞こえた。

 改めて先ほど上映前にお話を聞いたお二人に感想を伺うと、男性は「ネタバレにならない範囲で感想を言うのは難しいですね!(笑)おなじみのキャラが登場するたびに当時の思い出が頭に浮かびました。約20年待たされたわけですが、想像を超える驚きもあって自分は大満足です! ひとりひとりのキャラを大事にしているのが伝わりましたし、ガンダムSEEDに触れたことがある人なら満足できる内容だと思います」と満足気。

 女性も「彼とさっき話していたのですが、声を大きく出して見たいと思いました。シリアスなシーンや思わずクスっと笑ってしまうシーンもあって楽しめました。2時間、あっという間に過ぎました。私は最近ハマったファンですが、20年以上、新作を待っていたファンの方は特別な感情が出ると思います」と伝えた。

 劇場で筆者の隣の席に座り、雑談して仲良くなった千葉から訪れた30代の男性にも感想を聞くと、「作品ファンなら間違いなく楽しめると思います。20年経ての新作で正直、ハードルが高くなっていたのですが、それぞれのキャラクターの見せ場もあり、粋な演出もあって、途中「マジか!?」と声が出ちゃいました(笑) 20年前の構想通りかはわかりませんが、20年待ったかいがある満足度でした」とにっこり。

 また、この男性はこの日、半休を取得し午後から職場へ向かうそうで「頭を一度整理して2回目を見て、友人と3回目を見る予定です。多分、5回は見に行くと思います。想像以上に面白かったので、この後、早朝の上映会も見ます! 地元(千葉)の映画館は9時ごろからあるみたいなので始発で一度帰宅してから…」と話し、スマホで早速チケットを購入していた。

 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。

 これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を獲得。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、“新世代のガンダムシリーズ”として一世を風靡した。

 また、2004年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。

 シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開される。

>このニュースの流れをチェック

  1. 1. 映画『ガンダムSEED』公開で深夜から劇場活気 ファン早くも2回目鑑賞へ「20年待ったかいがある満足度」
  2. 2. 映画『ガンダムSEED』歴史に残る作品目指さず 葛藤しながら製作…スタッフのプレゼン映像に監督「SEEDっぽくないと戻した」
  3. 3. 『ガンダムSEED』約20年ぶり新作公開に監督安堵 ファンの笑い声に「とてもうれしかった」
  4. 4. 『ガンダムSEED』新作は型からの脱却 スタッフ陣に世代多く監督の要求とすれ違い「コミュニケーションの構築に1年くらいかかって…」
  5. 5. ガンダムSEED監督、西川貴教に感謝 小室哲哉がノリノリで挿入歌制作「もう一曲作りたいとおっしゃって」
  6. 6. 西川貴教『ガンダムSEED』制作陣に感謝 約20年ぶり新作公開に「共に耐え、共に戦って今日があります」
  7. 7. 劇場版『ガンダムSEED』最終興収どこまで?50億円超は濃厚か 近年のヒット作品から予想
  8. 8. 『ガンダムSEED FREEDOM』LINEスタンプ発売 シン「分身はーーっ!こうやるんだ!」

▼ その他の流れをもっと見る

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索