お笑いコンビのミキが26日、大阪・なんばグランド花月の本公演に出演した。亜生（35）は結婚発表後、初の舞台出番となり、兄・昴生（37）とともに、地元のファンから大きな拍手で祝福された。

　この日トップバッターで登場すると、「おめでとう！」と歓声があがった。亜生は「ありがとうございます！結婚しましてね〜」と笑顔で頭を下げ、感謝を伝えた。平日の午前中にもかかわらず、多数のファンが駆けつけ、昴生は「こんだけお客さんが来てくれたらうれしいですね」「お客さんも大事ですけど、相方も大事」と万感。

　漫才のネタでは、もっと大事なのは自分自身だとし、亜生が「体調管理ができんヤツは舞台に立つな」というと、昴生が「コロナに2回かかってるやん！」「結婚する前にもっと直さなあかんことやるやろ！」とツッコミ。しかし、亜生も昴生に「コロナ3回かかっとるやん！」と仕返し、兄弟で幸せオーラあふれるしゃべくりを繰り広げた。

　亜生は23日、自身のX（旧ツイッター）を通じ、この度、結婚致しました！」と報告。「猫5匹と人間2人で協力してがんばっていきます！また直接ご報告できなかった先輩方、同期後輩のみんな、ファンの皆様、そして関係者各位の皆様、SNS上での報告になってしまいま申し訳ございませんが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします！」と呼びかけていた。

　亜生は1988年7月22日生まれ、京都市出身。兄・昴生と2012年にコンビ「ミキ」を結成。兄弟漫才師として、16年に『上方漫才協会大賞』新人賞や『NHK上方漫才コンテスト』優勝など大阪で実力をつけ、その後『M-1グランプリ』決勝には二度進出、17年に3位となった。19年には『上方漫才大賞』新人賞、20年に『上方漫才協会大賞』大賞を受賞した。