ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ、大阪市此花区）の人気アトラクション『スパイダーマン・ザ・ライド』が、きょう22日で運営を終えた。20年間にわたり大阪で愛されたスパイダーマンが、旅立った。

　最終日となった『スパイダーマン・ザ・ライド』は、ラストアメージングを惜しむゲストが殺到し、3時間超の待ちに。午後4時すぎに最終案内となったという。7時に閉園した。

　パークの公式X（旧ツイッター）では「20年繋いだ絆にありがとう」というメッセージとともに、「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D　20年間の思い出が詰まったスパイダーマン・ザ・ライドが本日閉幕しました。たくさんの思い出に大いなる『ありがとう』を込めて」と感謝がつづられた。

　そして、ラストアメージングな動画が公開。思い出のシーンやクルーの笑顔とともに、「いつも私に元気をくれた　20年間でたくさんの思い出ができたね　それぞれ別の道に進むけど　これは別れじゃなくて、旅立ちだから。伝えたいのはさよならじゃなくて　20年間、一緒にいてくれてありがとう」と伝えた。英文でもポストされた。

　同アトラクションは、2004年1月23日に誕生。スパイダーマンと一緒にニューヨークの街を飛び回る内容で、7年連続世界No.1ライド受賞。2014年には、日本のエンタテインメント施設で初めて次世代型「4KHD×3D」を搭載し、リニューアルされた。

　のべ1億人以上が楽しんできたが、昨年5月に2024年1月22日での営業終了が発表された。『スパイダーマン・ザ・ライド』ファイナル・キャンペーンが実施されてきた。

　ファンからは「20年間ありがとう!!!親愛なる隣人 スパイダーマン！」「恥ずかしながら泣いてしまった…小学生の頃ビビって乗れなくて…」など感謝の声が殺到。「さよならじゃなくて、ありがとう！」「また逢う日までありがとう！」など、多数のコメントが寄せられている。