フィギュアスケート女子の本田真凜選手（22）が11日、自身のインスタグラムを更新。今季限りでの現役引退を改めて報告し、21年に及ぶ競技生活の写真を公開した。

　本田選手は「今シーズンを持ちまして、選手生活を終える決断をしました」と報告。「これまで沢山の方に応援して頂けた事、本当に本当にありがとうございました。今年でスケートを習い始めてから21年になるのですが、こんなにも長い間頑張り続けさせて下さり、私のスケートに携わって下さった皆様、本当に感謝しています」と伝えた。

　そして「ここまでの私の人生を振り返ると、どんな時もスケートが思い出の全てにあります。長い間スケートを頑張り続けてこれたからこそ、色んな嬉しさに出会え、逆に色んな葛藤にも出会え、向き合って、乗り越えてこれたんだと思います。長い競技生活の中で、良い時も、そうで無い時もありましたが、どんな時も応援して下さり、寄り添って下さり、本当に幸せな競技生活でした」と振り返った。

　今後については「これからも私のスケートを楽しみにして下さっている皆様へ、魅力全開なスケートをお届け出来る様、楽しく滑り続けます。そして応援してくださる皆様の幸せな瞬間の中の一員になれる様、引き続き、頑張っていきます。これからも見守っていて下さると嬉しいです」とした。

　メッセージとともに、2003年から23年までの競技生活での写真を複数枚公開。この投稿には「お疲れさまでした！」「プロスケーター本田真凜を見られる日を楽しみにしています」「今後も応援しています」「今後の活躍も期待しています」「ずっと大好きです」といった声が寄せられている。また、交際を公表している宇野昌磨選手も「いいね！」のリアクションをしている。

　本田真凜選手は、京都市伏見区生まれ。妹の本田望結（19）、本田紗来（16）と本田三姉妹としても知られる。2016年世界ジュニア選手権で優勝した。昨年12月の全日本選手権は、右骨盤の故障も響き、ショートプログラム最下位の28位で、フリーに進むことができなかった。今月5日には、所属事務所が今季限りでの現役引退を発表していた。