LEDを搭載したドローンを上空に放ち、その集合体によってさまざまなデザインを夜空に表現する「ドローンショー」。現在、横浜・八景島シーパラダイスでは、「エヴァンゲリオン」「ウルトラマン」「鬼滅の刃」といった人気キャラクターをドローンで描き出す、ダイナミックなドローンショー「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」を開催中だ。12/24に行われたXmas特別公演のレポートをお届けする。

【写真】その他の写真を見る

　この日最初の公演「エヴァンゲリオン」が17:00にスタート。暮れ始めた大空に、1000機のドローンが「EVANGELION」の文字を描き出し、その後エヴァ初号機が悠然と姿を現す。高さ150m、横100mのサイズは想像以上の迫力で、思わずグイッと上を見上げてしまう。すると「使途襲来」の文字が現れ、第５使途・ラミエルが出現。まさに現実世界に使途が現れたかのような、異様な雰囲気に包まれる。そこでエヴァ初号機は、第六話の「ヤシマ作戦」と同様、陽電子砲（ポジトロン・スナイパー・ライフル）で使途を迎撃。その瞬間、無数の花火が打ちあがるという心憎い演出も見られた。その後、「ネルフ」の大きなロゴに続いて、碇ゲンドウ、綾波レイ、惣流アスカ・ラングレー、渚カヲル、碇シンジと主要キャラが次々登場し、その度に鮮やかな花火が打ちあがる。主題歌「残酷な天使のテーゼ」や劇中の音楽も効果的に使われ、実に見応えのあるショーが展開された。

　続いて18:15より「ウルトラマン」がスタート。バルタン星人やレッドキング、ゼットンら人気の怪獣キャラが次々とドローンで描かれていく。先ほどはまだ薄明るかった空もとっぷりと暮れ、ドローンのＬＥＤが一段と美しく空に映える。そしてテレビ放送の第１話「ウルトラ作戦第一号」で登場したベムラーに続き、満を持してウルトラマンが登場。本来身長40mのウルトラマンが150mのサイズでそびえたつ姿は、まさに圧巻の一言だ。そこに、これでもかというほど花火が投入され、ショーは大団円を迎える。

　そして19:30からは「鬼滅の刃」だ。竈門炭次郎、禰豆子、煉獄杏寿郎などおなじみのキャラクターに声優の声や劇伴がかぶさり、まるで本編を見ているかのような臨場感に包まれる。ラストは炭次郎＆禰豆子の２ショットに花火の連発が重なり、大盛り上がりに。

　12/24は特別公演として、最後に「Xmas花火×ドローンショー」も行われた。クリスマスツリーにトナカイ、サンタが登場し、ラストは花火の連発で幕を閉じた。

　このショーを見た観客の人たちは、SNSで感想を発信。
「ドローンによるショーは初めてだったのですが、空中を立体的に動く光とその正確性にめちゃくちゃびっくりしました！」「距離が近くて、目の前にドローンが広がりすごかったー」「映像ではなかなか伝わらない立体感や輝きを感じることができて、とても良かった。近郊の方はぜひ行ってみてください」「現地は思ったより寒くなくて、かなり助かりましたよ〜。カイロの出番はなかったです」などの声が寄せられた。

　また「エヴァンゲリオン」「ウルトラマン」「鬼滅の刃」のそれぞれのファンからは、「エヴァとドローンの親和性が高すぎる！ とっても楽しかったです」「初号機の下から戦闘を見上げるとこんななのかと思うぐらいの没入感が自分にはありました。夜空×ドローンだからできる作品だと思います。使徒がとにかくスゴかった！」「ウルトラマンの出演シーンの演出に感嘆しました。今日イチのシーン」「夜空に広がる煉獄さん。音楽とセリフが流れ、しかも最後のシーンが……煉獄さんの声がめちゃくちゃ響いて号泣。遊郭や刀鍛冶もありました」といった熱いメッセージも。

　この「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」は、12/29、12/30、12/31も「エヴァンゲリオン」「ウルトラマン」「鬼滅の刃」の３公演を開催予定（※開催順は日によって異なる）。チケット１枚で３公演とも見ることができる。

撮影・取材／水野幸則

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」