2012年に公開された映画『鍵泥棒のメソッド』（監督・脚本：内田けんじ氏）を原作とする新たな舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』のけいこ場取材会が21日、都内で行われ、主演の望月歩、共演の秋元真夏、鈴木杏樹、演出担当のマギーが囲み取材に参加した。

【写真】その他の写真を見る

　ヒロイン・水嶋香苗役を演じる秋元は、今作が乃木坂46卒業後、初の舞台となる。秋元は「（今までは）舞台のお仕事が来たらメンバーに聞いていたのですが、今回は看板を下ろして1人なので、より自覚を持って進まないと」と覚悟を語り、「乃木坂46の時から好き手いてくださる方も、この作品が見たいと思って来てくださった方も満足できるような作品にしなくては」と気合十分。「（俳優という）肩書には慣れないですが、女優もやっていますと言えるようにならないと」と意気込んだ。

　そんな秋元だが、舞台けいこが始まってすぐは「舞台の経験があまりなく、緊張していた」そう。カンパニーのメンバーに「あたたかく迎えてくださって、笑いが絶えない現場なので毎日楽しくしています」と感謝を伝え、「わからなくなったときに、マギーさんが明確に教えてくだ去るのですが、それが私の心にストンと落ちる」と、順調にけいこが進んでいると明かした。

　舞台けいこ中は、明確な指摘をしつつ、場を和ませていたマギー。今作の見どころして「まなったん（秋元）の笑顔にはものすごいパワーがあるので、それだけでもいいから見に来てほしいなと思います」と、アピールした。

　原作映画は「第85回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画脚本賞や芸術選奨文部科学大臣賞、「第36回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞し、韓国や中国でもリメイクされた、根強い人気を誇る作品。国内でも2014年、17年に舞台化されている。

　同公演は、来年1月11日から21日まで東京・本多劇場、27日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。