俳優の市原隼人が14日、都内で行われた『日本中小企業大賞 2023』授賞式にプレゼンターとして参加した。トークショーでは恒例となる今年の漢字一文字を発表。市原は「試」とし、挑戦の続いた1年を熱く振り返った。 市原は「私は生涯、未完成であり、日々を通過点とすることが目標です。今年も芝居のなかで意識が飛ぶほどに燃え尽きたり、現在は歌舞伎の世界に弟子入りしまして、まったくやったことのない所作やけいこごとに埋没しながら、毎日心を折られていますが努力に裏切られても上等だと思いで“なせばなる”という言葉を信じています」と、出演舞台『中村仲蔵 〜歌舞伎王国 下剋上異聞〜』のため、歌舞伎の重鎮に弟子入りするなど、奮闘ぶりを回想した。 さらに「いろいろなことに挑戦しながら。自分を試すことを繰り返していく。誤解を恐れずにいえば、燃え尽きるような芝居のなかで死ねたら本望です」と力を込め「今年1年大変、お世話になりました。ちょっと早いのですが良いクリスマスと良いお年を」と笑顔で呼びかけていた。
2023/12/14