NHKは13日、放送30周年を迎えた『クローズアップ現代』年内最後の放送を72分の拡大スペシャルを届ける（20日　後7：30）。1993〜2016年の23年間、クローズアップ現代のキャスターを務めた国谷裕子氏がゲスト出演を果たす。今年、世界中に衝撃を与えた「イスラエル・パレスチナ問題」と、史上最も暑い夏をもたらした「気候変動」について、桑子真帆キャスターとともに深く掘り下げて伝える。

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　番組では、過去に取材したイスラエル・パレスチナ双方の指導者が語った言葉、世界中の科学者たちが発していた警告をひもときながら、私たちは何を選択し、どう行動するべきなのか、未来への手がかりを探る。

　さらに、18日・19日深夜には、時代を記録した貴重な回を再放送。iPhone開発前のスティーブ・ジョブズ氏へのロングインタビューや、若き日の羽生善治九段のドキュメントオウム真理教の内部に迫ったルポルタージュなど、11本を傑作選として放送する。放送後1週間は、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも見ることができる。

■国谷裕子コメント
23年間キャスターをつとめた番組を離れて7年近く。30周年スペシャル番組のゲストとして出演することになりました。番組でフォーカスするのは深刻な人道危機に直面しているパレスチナ問題と人類にとって危険な領域へと進んでいる気候変動問題。パレスチナ問題では双方のリーダーにインタビューするなど、いずれのテーマも私が継続的に伝えてきたものです。長い間キャスターとして見つめてきた視点でメントが出来ればと思っています。

■桑子真帆コメント
クローズアップ現代30周年の節目に、国谷さんがスタジオに…！（しかも私にとって初めての対面！）激動の時代をどんな思いで見つめ、番組に投影してこられたのか。特に、クロ現でも繰り返し報じてきたイスラエル・パレスチナ問題と気候変動問題を、いま、どんな言葉で表現されるのか。きっと現在を読み解く数々のヒントがあるはず。クロ現が記録してきた貴重な映像・証言と共に、お届けしたいと思います。