バンダイナムコホールディングスは24日、子会社「バンダイナムコビジネスアーク」に勤務していた元派遣社員による不正行為があったことを報告した。同日付で警察に被害届を提出し、該当元派遣社員との派遣契約を8月20日に解除したと伝えた。

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　不正行為の内容は、6月よりバンダイにおいて外部からの情報で、商品の不正流出の疑いについて調査を行ったところ、同社の廃棄予定商品等の集積庫（廃棄庫）に不正に侵入して廃棄予定商品を持ち出している者が判明したと説明。

　それを受け、警察へ相談するとともに内部調査委員会を立ち上げ、調査した結果、該当元派遣社員が2015年〜2023年までの約8年にわたり、廃棄予定商品を持ち出して外部業者に販売する行為があったと発表。

　約8700万円の利益を不正に得たことで、民事上の責任だけでなく刑事上の責任も追及すべき、捜査機関による捜査に全面協力していくと説明した。