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庵野秀明監督『シン・ゴジラ』はあくまで特撮 CG使うも「着ぐるみを再現したかった」 無表情にこだわり

 山崎貴監督、庵野秀明監督が27日、都内で行われた第4回『「ゴジラ-1.0」公開記念 山崎貴セレクション ゴジラ上映会』で開催された『シン・ゴジラ』(2016)のモノクロ版『シン・ゴジラ:オルソ』の上映前トークショーに参加した。

『シン・ゴジラ』はあくまで特撮と語った庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

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 庵野監督は山崎監督に「なんで、いつも肩書きが『VFX』なの?特撮とか特技とかじゃなく」と疑問をぶつけた。山崎監督は「VFXなので。(『ゴジラ-1.0』のゴジラも)ビジュアル・エフェクツじゃないですか。特撮はインカメラで終わる感じ」と返し、庵野監督は「やっぱり洋画好きなのね。僕は特撮なので」と“方向性の違い”を明かし、会場には笑いが起きていた。

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

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 すると山崎監督から「『シン・ゴジラ』はCGじゃ」とツッコミが。庵野監督は「あれで目指したのはCGを使って特撮の映像を再現すること。ゴジラに動きがあったらナシにした」と目指した場所を明かした。山崎監督は「ドラゴンとかを動かす天才的なアニメーターが『庵野さんのゴジラなら』と休暇を取って日本に来てくれた。と思ったら、その方は『あまり仕事をさせてもらえないんです…』と」と裏話を明かし、自身がお願いしたことではなかったことを明かしながら庵野監督も「申し訳ないことをしました」と謝罪した。

 その理由について、庵野監督は「海外のみたいに筋肉を動かすのをやりたいんじゃなくて、着ぐるみを再現したかった。表情を付けようとしたんですけど『着ぐるみなので。サイボットでもないので目しか動きません』と(止めた)」と改めて説明。それでも「着ぐるみの動きをキレイにしていただきました。すごくぜいたくをさせていただきました」と佐藤氏への感謝も伝えていた。

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した(左から)山崎貴監督、庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した(左から)山崎貴監督、庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

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 11月3日“ゴジラの日”に公開初日を迎える映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督が自ら厳選した「ゴジラ」過去作を上映する企画の出演を庵野監督にオファー。すると庵野監督から『シン・ゴジラ』のモノクロ版を上映する逆オファーが返ってきたという。樋口真嗣監督、尾上克郎准監督が監修を務めることで、製作が実現した。

 モノクロ版のタイトルに加えられた「オルソ」とは、モノクロフィルムの一つで、赤系統の色が感光されない特色を持つ「オルソクロマチックフィルム」のこと。略称で「オルソ」と呼ばれる。現在主に流通しているモノクロフィルム「パンクロマチックフィルム」よりもフェイストーンが重くなることが特徴で、この質感を目指し、タイトルに取り入れることになった。英題は『SHIN GODZILLA:ORTHOchromatic』となっている。

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した(左から)山崎貴監督、庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

映画『ゴジラ‐1.0』公開記念ゴジラ上映会に登壇した(左から)山崎貴監督、庵野秀明監督 (C)ORICON NewS inc.

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 『ゴジラ-1.0』の舞台は戦後。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。主演は神木隆之介。ヒロインは浜辺美波。さらに、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介らが出演する。

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