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財津一郎さん死去に悲しみ広がる タケモトピアノCM「続けてちょうだ〜い」 公式サイトつながらず

 俳優・コメディアンとして活躍した財津一郎(本名・財津永栄)さんが14日、死去した。89歳だった。ピアノ買取り「タケモトピアノ」のCMで広く知られ、19日に訃報が伝えられると、SNSなどにファンから悲しみの声があふれた。

財津一郎さん (C)ORICON NewS inc.

財津一郎さん (C)ORICON NewS inc.

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 同社担当者はORICON NEWSの電話取材に対し、ショックのあまり、会社としてすぐに公式コメントを出せる状態にないと語った。同社サイトにはアクセスが殺到し、つながりづらくなるなど、財津さんの存在の大きさが際立った。

 大阪府堺市に本社を置くタケモトピアノは、財津さんのCMで一躍有名になった。「ピアノ売ってちょ〜だい♪」のコミカルなリズムは20年以上愛され、「赤ちゃんが泣き止む」とも言われた。

 地上デジタル放送がスタートし、平成から令和へ時代が移り変わったが、タケモトピアノのCMはスタイルを変えず、財津さんとともに、世代を超えて親しまれた。

 そして、今年9月末で契約“満了”したところだったという。担当者によると、財津さんの体調とは関係なく、次のキャスティングが決まったわけでもなく、ひっそり終えようとしていた。最後の放送は8月末、テレビ朝日の午前の情報番組だったという。

 ファンからは「財津一郎さん ご冥福をお祈りします」「幼い時から知っている好きなCMでした」「タケモトピアノのCM継続してほしいです」「ありがとうタケモトピアノさん。願わくば、財津一郎さんのCMは継続して欲しい……」「このまま続けてちょうだ〜い」など、多数の声が寄せられている。

 財津さんは1934年2月22日生まれ、熊本で育ち、上京して演劇を学んだ。その後、大阪で吉本興業に入り、吉本新喜劇で活躍。芸名を「財津一郎」とし、65年からは座長を務めた。

 「キビシーッ!」「助けてチョーダイ!」などのセリフとともに、『てなもんや三度笠』にも出演し、一斉を風靡した。また、ドラマ・映画・舞台作品で多彩なキャラクターにふんし、『3年B組金八先生』シリーズなどで存在感を発揮、2011年3月放送『3年B組金八先生ファイナル』にも出演した。CMでは「タケモトピアノ」のほか、NEC「バザールでござーる」などに出演した。孫は俳優の財津優太郎(24)で、TBS系日曜劇場『下剋上球児』に出演している。

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  1. 1. 財津一郎さん死去に悲しみ広がる タケモトピアノCM「続けてちょうだ〜い」 公式サイトつながらず
  2. 2. 間寛平、吉本新喜劇の先輩・財津一郎さんを追悼「豪快すぎるエピソードを先輩から…」【コメント全文】

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