取材前には「古い日記」「YONA YONA DANCE」「あの鐘を鳴らすのはあなた」の歌唱を披露。「YONA YONA DANCE」はロックバンド・フレデリックから提供楽曲で、TikTokなどを中心に支持を受けた。和田は「TikTokで5億回再生されたって聞いても、実感がないんですよ。1円でも入ってきていたら違うと思うけど…」と冗談っぽく笑う。
また、フジテレビ系特別番組『2023FNS歌謡祭・夏』では、4人組グループ・新しい学校のリーダーズとのコラボも話題になったが、「若いとかはそういうのは意識していない。誰かとのコラボも、自分からオファーしたことはないんです」と言い、「でも、『アッコさんとやりたい』と言ってくれることがうれしい。こうやって年齢が離れていても違和感なくできるのもいいなと思いますし、これからもお話がいただけるならやっていきたい」と意欲を見せた。
先日ひざの手術を終え、最近の取材やイベントには杖をついて参加していた和田。現在は「万全なときに比べると70%くらい。まだしゃがんだりできないですし、立ったり座ったりに時間かかる」と言いながらも、「車いすでも歌いたいと言っていましたが、やっぱり立って歌うのが念願だった」と、当日は立唱でステージに臨むと明言。「ステージ立つと、それを吹き飛ばすくらい活気が沸いてくる。完治までに3ヶ月かかると言われていましたが、驚異的な回復力です。もう…執念ですよ」と笑顔を見せていた。
満身創痍ながらも、力強い足取りで向かう55周年コンサート。和田は「長ければいいってものじゃない」としながらも、「10代のときに、何も知らずに(芸能界へ)入った。本当にいいマネージャーについてもらって、一緒に和田アキ子を作り上げてくれた。今回、マネージャーやこうして取材に来てくれる人たち、そしてもちろんファンの方も含めて、感謝の気持を忘れずに歌っていきたい」と最後のホールツアーに向けた、並々ならぬ意気込みを伝えた。
和田は1968年10月25日に「星空の孤独」でデビュー。昨年10月25日から55周年を迎えた。
■『AKIKO WADA LAST HALL TOUR』日程
・10月18日(水) 東京・NHKホール
・11月28日(火) 広島・広島文化学園HBGホール
・12月2日(土) 愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール
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