俳優の植田圭輔・鳥越裕貴がレギュラーを務めるBS11のトーク番組『植田鳥越 口は○○のもとTV Season2』が25日、2.5次元俳優たちによるイベント『2.5BOX』へ出張。『植田鳥越 口は〇〇のもと第6.5弾〜公開収録もあるよ〜』と題して、公開収録及びイベントを開催した。同番組は、2.5次元作品で活躍する俳優界きっての“おしゃべりスト”植田と鳥越が、台本なしでゲストとしゃべり倒すというトークバラエティだ。

【写真】その他の写真を見る

　今回は11月7日・14日放送分の公開収録であり、植田・鳥越とも付き合いの長い俳優の磯貝龍乎がゲストとして登場。鳥越に「（公開収録に）一番来てはいけないゲスト」、植田に「生が一番パワーある人」と評される磯貝は、登場するだけで観客の笑いを誘い、序盤から会場は悲鳴のような笑い声が響いた。磯貝と植田・鳥越との出会いを振り返りながら、話題は磯貝が近年精力的に手掛けている脚本・演出業の話へ。みんなに喜んでもらえる現場づくりを心がけているという磯貝からは、通常5円玉を入れている大入袋に5千円を入れて配った話などが飛び出した。

　番組恒例のゲスト持ち込み企画では、「何にでも歌にできるコーナー」（7日放送分）と「ダンスで状況表現しよう」（14日放送分）をすることに。ランダムに引いた音源とお題で即興ソングを歌うという1つ目の企画は、「小学生みたい」「こんなに前のめりになれない企画初めて」と植田・鳥越からは不評の様子で、最終的に磯貝が即興の「鳥越裕貴の歌」と「健康の歌」を披露することになった。1つ目の企画の反省を生かしたという2つ目の即興ダンス企画では、植田と鳥越が一緒にダンスに挑むことに。磯貝の出した「スマートな九官鳥」をテーマにダンスを披露。3人は舞台俳優ならではのアドリブ力を発揮し、この日限りの創作ダンスや歌で会場を沸かせた。

　終始物腰柔らかな受け答えで、不思議な笑いを生みだし続けた磯貝は「素敵なお二方に囲まれて感無量でした。また（ゲストに）呼んでいただくその日まで、みなさんお元気で」と満面の笑みで挨拶。笑いすぎてカロリーを大量に使ったという植田と鳥越は、ゲストを見送った後、「すごかったわぁ」「どんな放送になるのか想像もつけへん」と磯貝との時間を振りかえった。

　後半は俳優の上田悠介をゲストに迎えてのイベント『植田鳥越 口は○○のもと第6.5弾』を開催。「癒やしてもらいましょう」と2人が上田を呼び込むと、爽やかな笑顔とともに「口まる」Tシャツを来た上田が登場した。

　関西出身の3人がそろったということで、序盤のトークパートでは上田の地元である奈良トークでおおいに盛り上がる。同じ年齢で名前の響きも似ている植田と上田の地元が近いことに始まり、2人が遠足で出かけたという近所の遊園地の話題や、奈良ならではの鹿にまつわるエピソードで会場は和やかな雰囲気となった。

　事前に募集したファンからの質問に答えるイベント恒例のコーナー「教えて植ちゃん鳥ちゃん」も登場。「いくつかの異なる世界に住みたい場合はどうしたらいいか？」という質問には、「2.5次元俳優になりましょう」といくつもの作品をキャラクターとして生きる彼ららしい回答を提示。説得力ある答えに客席からは感嘆の声があがった。「休憩時間の過ごし方を教えてほしい」という質問では、上田が楽屋でのルーティンを紹介。「15分寝てから、歯磨いてご飯食べて」と、上田の天然な部分が飛び出すと、すかさず植田からは「歯磨いてご飯食べる？」とツッコミが入る。言い間違いに気づいていなかった上田は「こういう（僕みたいな）存在にはツッコミがいないといけない」と、“おしゃべりスト”な2人のトーク力に称賛を送った。

　イベント終盤には次回イベントの告知があり、12月に広島公演の開催が発表された。「2人でしゃべり倒すだけのイベントで、全国行脚しながらご当地のうまいもの食べながら全国各地の人を笑かしにいきたいね、から始まった『口まる』です。これまでもいろいろ行かせてもらいましたが、いよいよ広島に乗り込みます！」と植田。鳥越も「大阪、名古屋行って、広島！絶対前乗りするからな！」と、喜びの雄叫びをあげた。

　約50分、しゃべりっぱなしのイベントを終えて上田は「磯貝龍乎を見たときはどうしようって思ったんですが、優しいお客様と2人のおかげで楽しめて本当によかったと思います」とあいさつ。最後は、鳥越が「東京を拠点に、これから地方もどんどん行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします」、植田が「久々のイベントでしたが、悠介のいい部分も見られたし良かったなと思います。次は広島ですね。我々も楽しみますし、みなさんのこともしっかりと楽しませたいなと思っていますので、引き続き応援、番組のご視聴よろしくお願いします」と締めくくり、公開収録及びイベントに幕を下ろした。