嵐の櫻井翔が、2日放送の日本テレビ系『news zero』（月〜木　後11：00、金曜11：30）に生出演。ジャニーズ事務所が同日、都内で今後の会社運営に関する会見を行ったことを受け、コメントを寄せた。冒頭からこの件を取り上げ、有働由美子アナから話を向けられた櫻井は、神妙な面持ちで「自分にとっても大きなことが出てきた会見で、2時間すべて見ました」と明かした。

　11時28分過ぎまで、会見についてさまざまな視点から伝えるVTRが放映された後、有働アナが同局の解説委員とともに改めて論点を整理。これを受け、櫻井が「自由度が増えたりする一方で、自分自身の責任も大きくなってくるなと思います」と自身の見解を示した。事務所からの話はあったといい「嵐のメンバー5人そろって説明を受けました。そのときには、もう少し大きな枠組みだったので、細かいスキームはこれから詰めていくという段階でした」と明かした。

　会見では故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、東山紀之新社長、井ノ原快彦らが社名変更と新会社設立、補償状況などについて説明した。会見後、同局は「本日、ジャニーズ事務所が会見を開き事務所の新体制について説明を行い、 今後の救済策などの取り組みについて公表しました」とした上で、局として申し入れていた「事務所の名称変更」「補償とマネジメントの組織の分離」「被害者との直接かつ十分な対話を踏まえた実効的な救済制度および 適切な補償の実施」「再発防止策の実施および公表」などの内容が含まれていたことを指摘。「一定の前進があったと受け止めております」とした。

　その上で「日本テレビはその取り組みが早急かつ確実に実施されるようジャニーズ事務所と適切な対話を続け、進捗を注視してまいります。また、所属タレントの新規の起用については、本日表明された対策が確実に実施されているか見極め、適切に判断してまいります」としたためた。

　櫻井は、9月7日に行われた1回目の会見後には、同番組にVTR出演し、有働アナからの質問に答えた。「生まれて変わっていくというような決意を感じました。加害を認めたという点で、被害者の方と向き合っていく、これがスタートになるんだという覚悟も同時に感じています」と会見の感想を口にした上で、自身の今後も語っていた。