1983年にレコードデビューした元アイドルで “お神セブン”の大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、木元ゆうこ、森尾由美、松本明子が29日、東京・博品館劇場で行われる自主企画『40周年イベント 83年組アイドル 不作と言われた私たち「お神セブン」再集結！』の公演前取材会に参加した。

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　“お神セブン”は、アイドル黄金期の1980年代に「花の82年組」といわれる中森明菜、早見優、小泉今日子、堀ちえみといった82年デビュー組と、菊地桃子、荻野目洋子といった84年組のスーパーアイドルたちの間に挟まれ「不作の83年組」と呼ばれていた83年デビュー組の総称。

　現在ではタレント・女優・歌手・モデルとさまざまなジャンルで活動する83年デビューの同期7人が発起人となり、家庭では妻や母として"おかみさん"の風格を持つようになりながらも、「心はアイドル」ということから平成のアイドルグループにならって“お神セブン”と名付けられた。

　2018年には、83年のレコードデビューから35周年を記念して初のファンイベントを開催。デビュー当時の衣装を身にまとい、7人それぞれが自身のデビュー曲などを披露したほか、「当時お互いのことをどう思っていたか」「昭和のアイドルあるある」といったテーマをもとに、デビュー当時を振り返りつつ、ときには“ぶっちゃけトーク”を繰り広げ、2日間3公演で1000人を超える観客を動員した。

　今年40周年を迎えたことを記念し、きょう29日とあす30日に同所で自主企画イベントを開催する（発起人の一人である徳丸純子はスケジュールの都合からVTRのみの出演）。取材会では、5年ぶり2度目のイベント開催についてそれぞれ意気込みを語った。

　大沢は「5年前よりもはるかにアツい。気候もそうですが。客席もアツくなるんじゃないかと期待しております」と笑顔を見せ、桑田は「再会してからもう10年目。このステージでともにすごせることが幸せです」と喜んだ。

　小林は「アイドルとしてはみんなそろってズッコけました」としつつ、「だからこその絆。40年たって、同じステージに立てることを幸せに思います」とメンバーに視線も向け、木元は「毎日足がつるし、腰も痛い。そういった体の変化を感じますが、きっとみんなもそうだと思います」と笑いを誘う。この言葉にメンバーが大きくうなずくと、木元は「今回はお互いをいたわり合って、ケガをしないように」と“目標”を掲げた。

　森尾は「35周年のときに『40周年もやろうね』と話していた」と振り返るが、その後のコロナ禍で「メンバーとも会えない期間があった」といい、「（開催できるかどうか）きょうのきょうまで不安がありました」と吐露。「スタッフさんに協力をいただき、やっとここまできた。全力投球で、楽しんでいただける舞台をお届けしたい」と意気込んだ。

　松本は「1年前くらいから準備を初めて、本当に手作りのイベントになった」としみじみ。「私たちはアイドルとして売れなかったものですから、なかなか歌う機会がなかった」と肩を落としつつ、「きょうはヒット曲を“嫉妬曲”に変えて歌いたい」と力を込めた。

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