アニメ『プリキュア』の映画最新作『映画プリキュアオールスターズＦ』（9月15日公開）は、20周年プロジェクトとして全テレビシリーズのプリキュアが大集合し、シリーズの垣根を超えたスペシャルなチームが結成される。そこで全4チームにインタビューを敢行。今回は「バタフライチーム」の『ひろがるスカイ！プリキュア』キュアバタフライ／聖あげは役の七瀬彩夏、『ヒーリングっど プリキュア』キュアアース／風鈴アスミ役の三森すずこ、『スター☆トゥインクルプリキュア』キュアミルキー／羽衣ララ役の小原好美、『キラキラ☆プリキュアアラモード』キュアマカロン／琴爪ゆかり役の藤田咲の4人に話を聞いた。

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■知らない世界へ持参する物は？最強の仲間で意見一致

　本作の舞台は、プリキュアがみんなバラバラに飛ばされてしまった不思議な世界。それぞれが別の場所で、新たに出会った仲間たちと団結し、唯一の手掛かりであるお城を目指しワクワクドキドキの大冒険を繰り広げて行く。

――映画は知らない世界でソラが目を覚ますところから始まります。皆さんがもし自分が知らない世界に行ってしまった時、一つだけ持っていけるものがあったら何を選びますか？

【小原】　私はミラクルライトかな。今回の映画でも久々に復活しているし、ミラクルライトは各シリーズの物語や映画でも重要なアイテム、奇跡のアイテムとして出てきているから。ミラクルライトが何でも乗り越えられる気がします。

【藤田】　最初に浮かんだのはケータイだけど、Wi-Fiが飛んでいなかったらどうしようとなっちゃう。じゃあプリキュアの世界ならマカロンかなと思ったけど、マカロンだけじゃ生きていくのは大変だろうし……。（三森は）ラテを持っていけば？

【三森】　たしかにラテは持っていきたいかも。ラテがいたら万能だし、ラテがいいな。

【藤田】　じゃあ私は（キュア）ショコラにします（笑）。

【小原】　それズルいよ！

【藤田】　ズルくないでしょう！お供として連れて行くだけ。

【小原】　だったら（星奈）ひかるを連れて行こうかな。

【七瀬】　じゃあ私もエルちゃんをツバサ君のところから引っ張って来ようかな（笑）。

■キュアバタフライ、キュアアース、キュアミルキー、キュアマカロンの見どころは？

――皆さんそれぞれの作品メンバーということに（笑）。では、それぞれ演じているキャラクターの映画での見どころを教えてください。

【小原】　ララはほかの星からやって来て、自分は大人と言い張るけど、自分たちの星とはちょっと違う世界が広がっていて、少しずつ徐々に成長していった子。今作では大人チームに配属されたけど、彼女は大人だと言っていたから納得しました。ただ、ララなりの大人の考えとみんなの大人の考えがちょっとズレているから、ここでも彼女は壁にぶつかるのだな、と。みんなによって成長させてもらえるのだなというところが見えたので、映画でも変わらないのが見どころです。

【三森】　大人に見えるけど実はまだ生まれたばかりだし、見た目が大人っぽいけど精神年齢はまだ赤ちゃん。そもそも地球から生まれた精霊なので、相変わらずちょっと人とズレているなと思ったシーンがありました。寒さに強いのは地味に笑えるポイントでした。

【藤田】　琴爪ゆかりはゆかり然としていて。全世界のゆかりファンが納得できる琴爪ゆかり像が余すところなく届けられると思うので、是非ご期待ください！

【三森】　すてきだった。どんな世界にいても堂々としていてカッコよかった。

【藤田】　ありがとう。（ゆかりが）みんなに理解されるか不安だった。ちなみに最初のシーンはゆかりの優しさですからね。みんな感じ取っていただけるだろうか（笑）。

【小原】　掛け合いの内容はどうであれ、まさか掛け合いできると思っていなかったので尊かったです！

【藤田】　映画で他シリーズの子たちと絡むときは、「みんな大丈夫かな？ゆかりのことびっくりされないかな」って考えると、いつも胃が痛い（笑）。ただララちゃんだと聞いたときは私も「ララちゃんかぁ」と安心しました（笑）。

【七瀬】　バタフライチームは一番お姉さんなチームかなと思っています。なかでもあげはちゃんは年齢的にも上で大人だし、最強の保育士を目指しているのもあって、お姉さんチームの中でもお姉さんをしているし、先生みたいな見え方も少しあります。雰囲気を盛り上げて、落ち着いてみんなを率いている感じが、あげはちゃんの見どころです。

撮影：上野留加／文：遠藤政樹／編集：櫻井偉明

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