俳優の葵わかな、木下晴香が11日、東京・東急シアターオーブで行われたミュージカル『アナスタシア』初日前会見に登壇。役のきらびやかな豪華ドレス姿で登場し、あす初日を迎える思いを語った。

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　同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。2020年3月1日より公演予定だった本公演は、新型コロナウイルスの影響で、初日を延期、大阪公演含め全52回の公演が予定されていたところ、中止によりわずか14回の上演のみとなった。再演を望む声が多く上がり、12日から10月7日まで東京・東急シアターオーブ、10月19日から31日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演されることが決定した。

　主演のアーニャ役を、Wキャストで務める葵と木下。葵は「前作を含めると、同じ役を演じるのが3回目になる。元々信頼関係がある私たちなので、気持ちの面ですごく支えられることも多くて、ずっと頼りにしています」と感謝。一方の木下も「普段からなんでも話せる仲というのは大きくて、少しでも引っかかったことがあったら話して解決して、2人で向き合ってきたという実感があるので、感謝しています」と互いに思いを伝えあった。

　3年ぶりの再演に葵は「明日からついにリベンジできるのが本当にうれしい。前回は不完全燃焼で終わってしまったのが、心に残っている作品だったので、千秋楽まで無事に駆け抜けられるように願っています」と祈りを明かすと、木下も「まずは無事に初日を迎えたい。私もこの3年間、いろんな思いを抱えながら、また挑戦できたらと思っていた。あしたからいよいよ開幕できると思うとうれしく幸せに思います」と声を弾ませた。

　再演が決定する前から「絶対にやりたい」と思っていたと語る葵は、再演決定のしらせに「スタッフの皆さんも同じ心づもりでいてくれたことがうれしい。新しいチャンスをいただいたようで、希望を持てるような気持になったのを覚えています」と明かす。

　また木下は「この作品にまた出られることにホッとしました。またアーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえることがうれしかったです」と振り返った。

　最後に葵は「初演の時の思いも胸に、2023年版の『アナスタシア』として大阪まで元気に楽しく伸び伸びとお届けできたらいいなと思うので、ぜひ皆さんのご来場をお待ちしております」とアピール。木下も「全公演無事に素敵な作品をお届けできるようにみんなで一丸になってお届けしますので、楽しみにしていてください！」と呼びかけた。

　同日に行われたプレスコールには海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、堂珍嘉邦（CHEMISTRY）、田代万里生らキャストも登場した。

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