フリーアナウンサー・古舘伊知郎（68）が、9月1日から3日に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで『古舘伊知郎トーキングブルース　現代の信仰』を開催。さまざまなテーマを横断しながら“しゃべり倒して”駆け抜けた。

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　宗教、聖地巡礼、儀式、ルーティン…さまざまな信仰がこの世界にはあふれているが、今年のテーマは「現代の信仰」。自身も「推し活」を体験し、本番ではその体験談も明かされた。3日間にわたって、古舘が放つ「言葉の洗礼」。「人はなにかにすがる、または依存しないと生きていけないのか？」という壮大なテーマにも迫っていく。

　「この頃、神のインフレが起きているよな…」と切り出すと「神回・神曲・神対応」などといったワードが飛び交っていることを指摘。圧巻の語り、みうらじゅんとのエピソードが飛び出したかと思いきや、「自民党は神仏習合」と鋭く迫り、陰謀論についても踏み込むなど、ありとあらゆる信仰の世界へと誘った。

　後半には「推し活」の話題となり「ちゃんと取材しないといけない。現代の信仰の極みだと思った」と切り出し、実際に推し活を行なっている人物への取材を行なったことも告白。自身も一念発起し「古舘伊知郎、推し活はじめました」と、実際に古城紋の推し活も行い、生まれて初めてのハンドルネーム、推しとの日々を実況形式で語り倒していった。

　推し活4日目、ミクチャで“推し”から直接ハンドルネームを呼ばれたという古舘は「そんな風に直々に言われちゃったら、ギフトを返すしかない」と熱弁。「リアクションしてくれるだけでうれしい68歳」「仕事で嫌なことあっても、夜推せると思ったら嫌じゃなくなった」「横の連帯がたまらない。みんなで推しているぞ感」「WBCの決勝でダルビッシュと大谷が投げていた時、オレはミクチャに投げていたんだよ」などといったパワーワードも飛び出した。

　エンディングでは、12月7日に東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで追加公演を行うことも発表。会場から拍手が起こると、古舘は「3ヶ月あるわけだから、骨格は変えないけど、世の中は諸行無常だから、またネタを差し替えると思います」と意気込んだ。9月4日よりテレ朝チケットで先行発売の受付抽選、10月28日より各プレイガイドより一般発売が行われる。

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