人気アニメ『ポケットモンスター』（略称：アニポケ　テレビ東京系 毎週金曜 後6：55〜）に出演する、カブ役・東地宏樹の公式インタビューが公開された。アニメ『ポケモン』の思い出や出演が決まった時の心境などを語っている。

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――テレビアニメ『ポケットモンスター』への出演が決まった時のご感想をお聞かせください。

【東地】　テレビアニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 エピソードN』でアクロマ役として一度出演させていただいた以来のアニポケ出演でした。久々に参加させていただきましたが、今シリーズのピカチュウが飛行船のキャプテンでかっこよくなっていたので感動しましたし、ちょっと渋い声だったので驚きもありました。顔なじみの役者さんたちと一緒に収録ができたのでうれしかったです。

――東地さんご自身は『ポケモン』との思い出やエピソードはありますか？

【東地】　娘がピカチュウ好きで一緒に「ポケモンセンター」に行った記憶があります。僕自身は「ポケモン世代」ではありませんでしたが、子どもたちが熱中しているコンテンツということで面白いなと思って眺めていました。

――第20話「カブさんのバトル修行」で初登場となったカブですが、カブの役柄をどのように作っていきましたか？

【東地】　カブさんは日々トレーニングを欠かさず、ポケモンだけでなく己も鍛えている人なので、最初は溌剌としたサッカー選手のようなイメージでテストに臨んだのですが、「ポケモントレーナーとして実力者であるから、ニュアンスとして快活としているよりは落ち着いた感じで」というディレクションもあり、細かく調整しながら彼を作っていきました。

――「多くの失敗をして、強くなったよ」「人生死ぬまで修行 学び続けよう」といったセリフからもベテランのポケモントレーナーということが伺えます。第一印象はどんなものがありましたか？

【東地】　風貌から「厳しそうな人だな」とはじめは思っていました。人に教えるということは厳しさも必要なのですが、深堀りしていくと実際は、まずは自由にやらせて成長を見守ってくれる人なのだということに気づきました。リコやロイとのトレーニングやダブルバトルで二人にアドバイスをしているところは、かつての自分の“経験”を踏まえて伝えているのだと思いますし、褒めるときは破顔しているところなんかもすてきで。とても魅力にあふれる人だなと感じます。

――カブの魅力を表現するためにお芝居で意識されたことや大切にされたこと、音響監督からのディレクションで印象的だったものがあれば教えてください。また、ポケモンならではだと感じた点はありますか？

【東地】　ポケモンならではのお芝居だと、わざの「指示だし」です。先ほども言ったように最初のカブの印象から、「厳しそうな雰囲気があるし、ジムリーダーを務めるほど強いトレーナーだから、パートナーポケモンへの指示だしも迫力があった方がよいかなぁ」と思って、テストでまずは自分なりに演じてみたのですが、音響監督さんから「カブは殺し屋じゃないので…」と言われてしまいまして…。どうやら迫力がありすぎてしまったようで、現場では皆笑っていました（笑）。

――今回のシリーズはリコとロイのW主人公になっていますが、東地さんからご覧になっていかがですか？

【東地】　ポケモントレーナーとしての在り方を悩みながらも、一歩ずつ進んでいく二人の姿は見ていてとても心地よいですし、これからどんどん経験を積んでいく段階で二人を指導する役ができたのは良かったです。カブはリコの悩みを見透かして、「自分が思うポケモントレーナーの道を見つければ良い」と伝えるのですが、これは現実世界でも同じことで。どんな職業であっても誰かをマネするとか、誰かみたいにならなければならないということはないし、彼のような人が伝えてくれる「自分らしくなれば良いんだよ」という言葉は救われますよね。このメッセージがアニメを通して子どもたちに伝わると良いなと思いますし、すてきな回に出させてもらったなと思いました。

――テレビアニメ『ポケットモンスター』を観ている方へのメッセージをお願いします。

【東地】　第20話は、リコとニャオハの気持ちのすれ違いや、彼女たちよりもうまくコミュニケーションがとれているロイとホゲータにも課題が見えたり、「ポケットモンスター」の醍醐味を感じられる回になったと思います。トレーニングやポケモンバトルを通して、成長途中の二人にアドバイスができるカブさんを演じられて良かったです。バトルを通して、ポケモンとトレーナーの成長を感じられるところも「ポケモン」の楽しさのひとつだと思いますので、今後の展開にも注目して頂けたらと思います。

■テレビアニメ『ポケットモンスター』放送情報■
テレビ東京系にて毎週金曜よる6時55分から放送中！
※一部地域では放送日時が異なります。※放送内容は変更になる場合があります。

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