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いつでもどこでも“便意切迫”の不安…国内22万人超の難病知って、自身も患者の声優・中村千絵が呼びかけ「私も当事者です」

 声優の中村千絵が出演するWEB動画『便意切迫さんのうた』が、9日に特設サイトにて公開された。オリジナルキャラクター「便意切迫さん」が登場し、患者が日頃抱える不安や心配を歌で表現している。中村は昨年、潰瘍性大腸炎で一定期間活動休止していた。

声優の中村千絵が出演するWEB動画『便意切迫さんのうた』

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 本作は、製薬会社の日本イーライリリーと持田製薬が先月に開始した、潰瘍性大腸炎と、その症状への理解を促すプロジェクトの一環。「便意切迫感」の症状に悩み、工夫し、努力している患者の声を基に作られた疾患啓発動画となっている。

 自身も闘病している中村は「潰瘍性大腸炎になっていろいろ大変なこと、思い通りにいかないことがあると思います。だからこそ、近しい人たちと話すことで、少しでも気持ちが楽になったり、悩んでいるのは一人じゃないんだなって思えたらいいなって思います。私も当事者ですので、一緒にがんばりましょう」とコメント。

 また、周囲の人々に向けては「私たち患者が抱えている不便さや心細さを知っていただいたり、ちょっとだけ理解してもらえたり、潰瘍性大腸炎のことに関心を持ってもらえたら、これからずっとこの病気と共存して戦っていかなくてはならない患者にとっては、とても心強く、毎日が過ごしやすくなると思います。今回の動画が、その一つのきっかけになるといいなと思います」と呼びかけている。

 日本の潰瘍性大腸炎の患者数は22万人以上と推定されており、過去20年間で大幅に増加している。主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明の炎症性疾患で、特徴的な症状として、下痢、血便、腹痛が挙げられる。なかでも、患者が最も改善したい症状として挙げているのが、“突然かつ緊急に感じる排便の必要性”と定義される「便意切迫感」だ。

 患者の多くは当初軽症と診断され、従来治療を開始した人でも、中等症から重症の活動性疾患に進行することがある。発症年齢のピークは男性で20〜24歳、女性では25〜29歳だが、若年者から高齢者まで発症する。社会的活動が最も活発な若年層から壮年層での発症が最も多く、就学、就労や結婚等の重要なライフイベントや、責任あるポジションに就くタイミングを迎える人々のQOLに大きな影響を及ぼすとされている難病だ。

「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」特設サイト:https://www.mochida.co.jp/withuc/

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