歌舞伎俳優の中村獅童（50）が28日、都内で行われた2大ヒーローによる2本立ての映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』の公開初日舞台あいさつに参加した。

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　映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』で、死の国を統治するシュゴッダム初代国王・ライニオール役で出演している。獅童は『秘密戦隊ゴレンジャー』からのスーパー戦隊ファンで、出演発表時のコメントでは「子どもに出ていることは内緒にして、一緒に見に行こうかと思います」としていた。

　完成した作品を見ずに楽しみにしていたという獅童だが「子どもと一緒に見に行って、僕が出てくるのを見て驚かせようと思っていたんですけど…。テレビシリーズの後に映画の宣伝が、ここ何週間かは入っているじゃないですか。あれでバレまして…」と、まさかの展開でネタバレしてしまったそう。

　会場が笑いに包まれたが、逆に舞台あいさつに子どもを招待して、キャストたちと会うサプライズもできたという。「映画館に一緒に観に行きます」と笑顔で語っていた。

　そして『キングオージャー』キャストとの縁の話も。獅童は、ギラ・ハスティー／クワガタオージャー役の酒井大成（25）と共演できたことが「うれしかった」という。「これから公開になる、ある映画で一緒で。その時、まだ酒井くんはエキストラで、この現場で『あの時、エキストラでした』とお話してくれて。今は主役。これから皆さんに応援してもらって、もっと羽ばたいてもらいたい」とエール。さらに、カグラギ・ディボウスキ／ハチ・オージャー役の佳久創（32）とも「『鎌倉殿の13人』で共演していた。またお会いできてうれしかった」と明かす。そして「皆さん、応援のほど、よろしくお願いします！」と『キングオージャー』キャストたちについて後見していた。

　最後は「『ゴレンジャー』が子どものころから大好き」と改めて語ると「役者になってからスーパー戦隊に出させていただくのが夢だった。なので、とっても楽しかった。映画版だけとは言わずにテレビシリーズも、どうなんですか？」と上堀内佳寿也監督に直談判。上堀内監督ももちろんウェルカムで「歌舞伎の公演があるので11月だったら空いてる！」とスケジュールも舞台上ですり合わせ、会場は大歓声に包まれていた。

　“自称王様”だったギラと、国を背負う王様たちがチキューを守るために集結し戦う『王様戦隊キングオージャー』（毎週日曜、午前9：30、テレビ朝日系）。地帝国「バグナラク」から人類を守るために戦隊を組むこととなった個性豊かな5人の王たちに、新たに「狭間の王」を名乗るジェラミーが加わった。そしてギラは、シュゴッダムの真の王座継承という人生最大の局面を迎えていた。映画では、テレビシリーズに先立ち、ギラの国王就任の儀・戴冠式の様子が描かれる。その戴冠式の最中、ある試練が襲い掛かる。無事、ギラは真の王になれるのか。

　舞台あいさつには、簡秀吉、佐藤瑠雅、星乃夢奈、杢代和人、青島心、崎山つばさ、渡辺碧斗、村上愛花、平川結月、池田匡志、長田庄平（チョコレートプラネット）、工藤遥、佐倉綾音、中澤祥次郎監督も参加した。

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