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『ゆっくり茶番劇』騒動が決着へ 無効審決が出て「確定をもって、まつわる商標権についての問題がすべて解決」

 ドワンゴは24日、2022年2月24日に登録された商標『ゆっくり茶番劇』について、7月12日付で無効審決が出たことを発表した。

『ゆっくり茶番劇』騒動が決着へ

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 ニコニコ公式サイト&ツイッターでは「2022/2/24に登録された「ゆっくり茶番劇」商標(登録6518338号)について、そもそも商標として登録されるべきではなかったことを明らかにするために無効審判を請求しておりましたが、7/12付で無効審決が下されたとの通知を特許庁より受領しました」と報告した。

 「すでに本件商標登録は放棄による抹消となっておりますが、登録日から抹消日までの間は商標権が発生しておりました。この無効審決は、過去にさかのぼり「はじめからなかったこと」にして、当該商標権を打ち消すものです」と説明。

 「一定期間内に審決取消訴訟が提起されなければ、「ゆっくり茶番劇」の登録を無効とすべきと判断した無効審決が確定します。無効審決の確定をもって、「ゆっくり茶番劇」にまつわる商標権についての問題がすべて解決することになります。審決が確定しましたら、あらためてお知らせいたします」。

 「当該騒動が発生してからおよそ1年半という長い時間がかかってしまいましたが、法律事務所の方々や特許庁の方々、報道の方々、そしてなにより、温かい応援をくださったニコニコユーザー・インターネット住民のみなさまに、篤くお礼申し上げます」。

 「ニコニコは今後もクリエイター達が自由に創作活動を楽しめる、日本独自のサービスとして運営を続けて参ります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます」と伝えている。

 「ゆっくり動画」は、2008年ごろから2010年ごろに文化として定着。騒動は、VTuberの柚葉が15日に自身のツイッターで「この度、当社は「ゆっくり茶番劇」商標権を取得いたしました。今後、当該商標をご利用頂く場合はライセンス契約が必要となる場合が御座います」と発表したことがきっかけに。使用料の請求などで説明を二転三転させて騒動は拡大した。

 元ネタの『東方Project』の生みの親であるZUN氏はツイッターで「法律事務所の先生方と相談したところ、『東方Project』の二次創作として『ゆっくり茶番劇』をコンテンツとする動画について『ゆっくり茶番劇』を使用する行為について、商標権の効力は及ばない、との事でした。もちろん、ゆっくり実況やゆっくり解説等の使用にも及ばないのは言うまでもありません」と説明。

 請求された場合は警察へ行く旨を伝えると共に「『ゆっくり茶番劇』が、『東方Project』との関係で使用されるほど、『ゆっくり茶番劇』が著名となり、不当な商標への対策ともなります。今後とも『ゆっくり茶番劇』の制作、発信を楽しんで頂ければ幸いです」とメッセージ。最後は「そのほかの対応はドワンゴさんの方で行う事になりました。そちらも確認よろしくお願いします」としていた。

 そしてドワンゴとしては、法律事務所と相談の上、懸念される「ゆっくり劇場」といった文字列をタイトルに含む動画は商標侵害にあたらず、「ゆっくり茶番劇」であっても「ジャンルやカテゴリーの表示として使用する場合は、商標の侵害にならない」とする見解も発表していた。

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  1. 1. 「ゆっくり茶番劇」商標登録の柚葉氏、抹消申請を報告「本来の目的を全うすることが困難となった為」
  2. 2. 『ゆっくり茶番劇』騒動が決着へ 無効審決が出て「確定をもって、まつわる商標権についての問題がすべて解決」

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