ジャニーズJr.の林一敬が20日、都内で行われた神津恭介シリーズ舞台『呪縛の家』記者発表会に、共演の濱田龍臣、手島麗央（ジャニーズJr.）、入山杏奈、内海光司、野坂実（演出・構成）とともに登壇した。大先輩となる内海について林は「お父さんみたいな感じ。パパって呼びたいくらい」と信頼を寄せた。

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　世界の名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」が高木彬光の推理小説・神津恭介シリーズを初の舞台化。第1弾となる今作は天才探偵の神津恭介（林）が新興宗教一族を襲う連続殺人事件に立ち向かう物語を描く。

　今作で2回目の主演を飾る林は「前回はまわりの人に助けられましたが今回は後輩も先輩もいるので成長した姿をみせられたら」と意気込み。日本3大名探偵と言われる神津を演じることに「そんな役を僕がやっていいのかな。頭の良さと回転の速さは真逆なのでそれをどう演技でみせるかは課題なのかな」と謙虚に感想を語った。

　一方で、林のことを“かず”と呼ぶ内海は「主演でしょ。調子づいてるんですよ。調子づいてるだろ」とイジり、林を「マジでいつでも緊張感をもっています」とタジタジに。だが内海から「セリフ量も多いし大変だねっていったら『僕は1回覚えたら忘れない』と言ってた。頭良いんだなと」と暴露された林は「もちろんミスもありますよ。舞台上では間違えないです」と約束した。

　そんな座長・林について助手を演じる濱田は「面白い方だな。小動物を観てる気持ちになる。リスとかそういうイメージ」と興味津々で、入山も「私は偶然、先日主演されていた舞台を見に行かせていただいて、その時の役がしっかりしていたので、ギャップがすごいなと」と関心を寄せる。共演歴のある後輩の手島は「ずっとこんな感じでソワソワしてるので今回もそれが見れる。頑張ってほしいです」と独特なエールを送ると、林「お前も頑張れよ」とすでに息のあった雰囲気を覗かせる。

　改めて内海は「踊りも歌もすきなんですけどそれ以上にお芝居のすきさや愛情がものすごく強い。これからなんでも吸収する時期、なんでも勉強だと思うので野坂さんに教えていただいて、また新たな引き出しをつくってほしいです」と暖かな目で見守り、林も「安心します」と笑顔をみせた。

　また、会見では22日から9月3日まで池袋サンシャイン通り周辺で今作オリジナル謎解きイベントを開催することから、謎解きコーナーも実施。一人サクサクと解いてしまった入山の大活躍によって解答を導き出すと、内海は「探偵らしいことなにもしてないじゃん」と思わずツッコむと、林は「全部言われちゃったんで」と苦笑していた。8月26日から9月3日まで池袋・サンシャイン劇場、ほか福岡、大阪でも上演する。