昭和歌謡史を語る上で欠かすことの出来ない存在、それが三波春夫だ。浪曲師としてデビューした後、歌謡曲歌手に転向。「雪の渡り鳥」「大利根無情」「一本刀土俵入り」「東京五輪音頭」「世界の国からこんにちは」など多数のヒット作を世に送り出し、昭和の高度成長期を生きる人々に勇気と元気を与えた。また、新たな音楽を常に開拓し続け、浪曲と歌謡曲を融合させた「長編歌謡浪曲」や「セリフ入り歌謡曲」も数多く生み出す。その圧倒的なパフォーマンス力、歌に対する姿勢に感銘を受けた、山内惠介三山ひろし辰巳ゆうとら、演歌・歌謡界を担う若手ホープたちが、「歌い継ぎたい」と研鑽に励んでいる。何が彼らを駆り立てているのか、その答えは、三波の生誕100年を記念して発売された『決定版 三波春夫映像集』(DVD4枚組BOX)の豊潤な歌藝(うたげい)の世界にある。■NHKに残る貴重な資料が綴る 昭和の国民的歌手の足跡

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  • 生涯を通して“歌藝”を追求し続けた三波春夫
  • 和服姿で歌番組に出演する三波春夫
  • 長編歌謡浪曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」
  • 『歌謡生活20周年記念リサイタル』より
  • 『歌謡生活20周年記念リサイタル』より
  • 『芸能生活55周年記念リサイタル』より
  • 『芸能生活55周年記念リサイタル』より

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