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『ウルトラマンブレーザー』ゲント隊長役の蕨野友也への期待 東映特撮ファンも魅了 【篠宮暁の特撮ヤベーイ!】第38回

 ピン芸人・オジンオズボーン篠宮による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第38回は、第1話「ファースト・ウェイブ」が放送された最新テレビシリーズ『ウルトラマンブレーザー』(毎週土曜 前9:00)について語る。

『ウルトラマンブレーザー』でヒルマ ゲント役を務める蕨野友也 (C)ORICON NewS inc.

『ウルトラマンブレーザー』でヒルマ ゲント役を務める蕨野友也 (C)ORICON NewS inc.

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 七夕から一夜明けた昨日7月8日、天の川よりも光り輝く最新のウルトラマン、「ウルトラマンブレーザー」が爆誕。自分は1983年生まれで幼少期のころにウルトラマンが放映してなかったこともあり、東映の特撮作品ばかりを観て育った。なので胸を張ってウルトラマンが好きだと言えるほど作品数を見れていないのが現状なわけだが、このブレーザーは放送前から絶対に見ると決めていた。

 コロナ禍真っ只中の2020年に放送された『ウルトラマンZ』はストーリー構成の完成度の高さ、魅力的な登場人物、高品質なSFと、SFにも関わらずリアルを追求した地球防衛軍の対怪獣ロボット部隊ストレイジの描写は、ウルトラマンのファン以外の多くの人をも虜にした。

 自分もその中の一人で、まんまとウルトラマンZにハートをわし掴みにされた。そんなウルトラマンZの監督、そしてシリーズ構成を務められていたのが田口清隆監督で、その田口監督が『Z』ぶりにシリーズ構成を担当するのが今回の『ウルトラマンブレーザー』なのである。

 ウルトラマンファンの間では『Z』の前からすでに多大な信頼を得ていて超有名だったわけだが、東映特撮ファンの自分としては『Z』の時に田口監督への信頼が確固たるものになった。

 また、田口監督は『Z』がまだ放送されてる期間に『魔進戦隊キラメイジャー』でも監督を務められ、田口監督節をこれでもかと見せつけてくれたり。2022年の『仮面ライダーBLACK SUN』では特撮監督を務められたりと田口監督の名前が東映特撮ファンも含めた多くの人に知られることとなった。

 ゆえに『ブレーザー』への期待感は個人的にものすごく高いのである。田口監督自身も相当な特撮ファンということでウルトラマンの昔から大事にされてる核の部分はもちろん丁寧に扱いながら、どうやったらもっと面白くなるかという新しい発想でさらなる高みを目指されてるところに頭が上がらない。

 これまでは防衛チームの新人がウルトラマンになるというのが相場だったところ、今回の『ブレーザー』では隊長がウルトラマンになるというありそうでなかった設定が注目ポイントの一つとなっている。新人がウルトラマンにという固定観念を今回壊すことができたのは田口監督が好きを突き詰めた結果生まれた産物であり、このプロセス無しでただの破壊行為に及んでいたら誰も納得はしなかっただろう。作品にかける熱量は昨日放送された第一話を見れば画面の隅々にまで行き渡っていることが確認できる。

 とにかくとんでもない一話だった。徹底された軍事考証からくるリアルなミリタリー描写、合成など全く感じさせない、まるで実際の池袋に怪獣が現れたかのようなリアル感、今までのウルトラマンでは見たことのない野生味あふれるファイト、さらには実際の宇宙人が現れたかのような何を考えてるかさっぱりわからないミステリアス漂うブレーザーのたたずまい。この世界観を演技で緻密に表現されてるのは隊長ヒルマ ゲント役の蕨野友也さん。蕨野さんといえば2014年の『仮面ライダードライブ』でハート様を熱演され、その好演が脳裏に焼きついてる方も多いと思うがそんな蕨野さんがウルトラマンの主役に。年末まで駆け抜ける予定の『ウルトラマンブレーザー』はどんな興奮をくれるのか。もはや応援せずにはいられない。
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