ABEMAで24日、特別企画の番組「『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』全224話次回予告一挙放送」を放送した。これを受け、アニメ『遊☆戯☆王』マリク役を務めた声優・岩永哲哉が自身のツイッターを更新し、登場キャラクター・城之内克也に約20年の時を経て謝罪した。

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　『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載された、高橋和希による漫画『遊☆戯☆王』を原作としたアニメ作品で、闇の力を目覚めさせた気弱な高校生・武藤遊戯が、ライバルたちとカードゲームの決闘（デュエル）を繰り広げていく物語。

　2000年から2004年にわたり全224話が放送された本作。劇場版アニメのほか、主人公を一新したシリーズ作品も制作されており、20年以上にわたり幅広い世代で愛されている。

　今回、ABEMA「なつかしアニメ00'sチャンネル」にて特別企画「『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』全224話次回予告一挙放送」を実施。本企画では、ヒロイン・真崎杏子がナレーションを務めた『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』全224話の次回予告を異例のリアタイ限定で無料一挙放送し、話題を呼んだ伝説の次回予告の数々を楽しめる企画が実施された。

　アニメファンの間で伝説的な次回予告となっているのが、2002年10月22日放送の「城之内 死す」。ヒロインの杏子が、127話放送後の次回予告にて「やめて！ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう！　お願い、死なないで城之内！　あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの？　ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから！」とマリクとデュエルしている城之内にエールを送るようなナレーションをしているが、最後の一言「次回「城之内死す」デュエルスタンバイ！」と城之内とマリクのデュエル結果を壮大なネタバレをしている。

　原作で結果はわかっているが、「アニメ史上、最大のネタバレ」と伝説的な次回予告としてアニメファンの間で語り継がれている。

　そんな城之内のライフを削る原因となったのが、登場キャラクターのマリク。その担当声優の岩永は、今回の一挙放送を視聴している中で自身のツイッターを更新し、「もうすぐあの予告が放送される。今日は自分の誕生日でもあるし‥二十数年の時を経て、城之内に謝罪コメント出すか迷ってる」と複雑な心境。

　そして、伝説の次回予告が流れると「（謝罪）城之内、あの時は悪かったな。こちらも主人格様を守るために、仕方がなかったんだよ。お前の敗北は無駄じゃなかったぜ。ああいいぞぉ。思い出すぜぇ。あの壮絶なデュエルを…」と城之内に謝罪しつつも、「令和の今、再び！城之内にゴッドブレイズキャノン！！！　ハハハハハハハッ！！！」とキャラクターになりきって城之内のライフを再び削っていた。