人気デュオ・KinKi Kidsの堂本光一が22日、都内で行われたミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』製作発表に登壇した。世界的にヒットした映画版でジョニー・デップが演じた天才ショコラティエのウィリー・ウォンカ役を演じる。光一のビジュアルが解禁されるなり、大きな話題になった。光一は「自分がどんどん料理されて、ウォンカが生まれていく様を撮影で感じた。それがすごくすてきな時間で稽古場でもその積み重ねが生まれると思うとすごく楽しみです」と期待に胸を高ぶらせた。

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　一方でウォンカのメイクは「正直めちゃめちゃ大変。本番でも、毎日これをやると思うとステージに立つ前からすごく疲れていると思います。（撮影では）いろいろ試しながらもあったと思うんですけど1時間半くらい」と苦労もぶっちゃける。

　まだ演出など詳細が明かされていないことから「舞台ではかつらとかもそのままでなるべくこれに近い形で本番を迎えるのでは」と予想しつつ「最初はすごくおじいさんから始まって、パッと変わってウォンカになる。そういうところをどう演出するのか。そのへんもあるので、どう演出されるのか」とウォーリー木下氏ならではの演出に期待した。

　これに、共演の観月ありさは「とてもかっこいいです。チャーリーのメインビジュアルを見て、ウォンカはこういう感じになるんだと。すてきな衣装でメイクもすごくちゃんとした形になってますよね」と目を見張る。だが、森は「光一くんは面倒くさがりなんです。だから、手を抜き始めたら注意したいと思います。みえへん、みえへんって」と指摘しながら“手抜き禁止令”を出した。

　どうやら図星だったような光一は「そうね、メイクとかにこだわりないタイプで…そのへん面倒くさがっちゃう。気をつけます。ちゃんとウォンカとして生きていこうと思います」と苦笑。普段の舞台では自分でメイクすることもあるが「今回は結構やってもらわないといけない部分があるかも」としていた。

　10月9日から東京・帝国劇場を皮切りに全国3都市で上演される今作は、1964年の出版以来、長きにわたって愛されるロアルド・ダールの原作小説『チョコレート工場の秘密』をもとに、2013年6月にイギリスで誕生したミュージカルの日本版を初演となる。

　このほか、キャストも一挙公開され、ゴールデンチケットを引き当て、ウォンカのチョコレート工場で驚くべき体験をする少年・チャーリーの母、バケット夫人に観月のほか、森／鈴木ほのか（Wキャスト）芋洗坂係長、岸祐二、彩吹真央、小堺一機、ウォーリー木下（日本版演出）も参加。チャーリー役に起用された小野桜介（おの・おうすけ/10）、チョウ シ（12）、涌澤昊生（わくさわ・こうき/10）のトリプルキャストもお披露目された。