集英社の少女漫画雑誌「マーガレット」と「別冊マーガレット」が、今年で今創刊60周年を迎えることを記念して、創刊記念号となる19日発売の「マーガレット」12号の特別企画が発表された。

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　1963年4月に集英社初の週刊少女漫画誌として「マーガレット」、その後12月に「別冊マーガレット」が誕生。以来、時代を生きる少女たちの心情に常に寄り添い、魅力的なキャラクターや物語を生み出し続けてきた。

　今回は特別企画の第1弾として、創刊60周年記念号となる12号を19日に発売した「マーガレット」にクローズアップ。歴代の代表作品や、ひろちひろ氏の新連載『きみとバラ色の日々』の開始など、記念号にふさわしいスペシャルコンテンツを展開する。

　「マーガレット」、「別冊マーガレット」が誕生した昭和30年代は、東京オリンピックの開催や海外旅行の解禁によって日本人の視野が開け、国際感覚が養われた時代。また、番組が週単位で編成されるテレビの普及で、生活が週単位化し、雑誌もまた週刊誌化を要望されていた。

　「マーガレット」は時代のニーズを捉え、カラー口絵、グラビア、2色ページ、活版ページに写真小説、ファッション、料理、そして漫画と、少女向け“総合週刊誌”として1963年4月に誕生。その後、少女コミック誌としての地位を確立し、さらに1988年にはリニューアルし、月2回刊に。現在に至るまで、中高生を中心とした敏感世代に向けて、愛と夢をテーマにした作品を届け続けている。

　同号では、読者のあこがれや共感を呼ぶヒロインたちとともに少女漫画界の最前列を60年間走り続けてきた同誌の、昭和から現在に至るまでの代表作品を、各作品が飾った歴代号のカバー画像と共にご紹介している。

　『アタック No.1』＜浦野千賀子（うらのちかこ）・著＞、『ベルサイユのばら』＜池田理代子（いけだりよこ）・著＞、『エースをねらえ！』＜山本鈴美香（やまもとすみか）・著＞、『花より男子』＜神尾葉子（かみおようこ）・著＞、『メイちゃんの執事』『メイちゃんの執事 DX』 ＜宮城理子（みやぎりこ）・著＞、『日々蝶々』＜森下suu（もりしたすう）・著＞、『椿町ロンリープラネット』＜やまもり三香（やまもりみか）・著＞、『ピンクとハバネロ』＜里中実華（さとなかみか）・著＞の表紙イラストを見ることができ、付録は『歴代表紙スペシャルセレクトシール』として歴代表紙が計17作品20号分の表紙を20枚にしている。