俳優の勝地涼、入野自由、瀧内公美、那須凜、森新太郎（演出）が5月1日、都内で行われた舞台『夜叉ヶ池』の取材会に登場した。

【写真】その他の写真を見る

　PARCO劇場で初座長を務める勝地は、普段から仕事仲間に対して継続していることがあるそうで「舞台はカンパニーと言って、（共演者と）けいこからずっと一緒にいるので、なるべくコミュニケーションを取るようにしています。今回は妖怪パート（妖怪役）の方とあまり関わらないので、無駄絡みをするという」と告白。

　「『調子どう？』みたいな無駄に絡みに行って…。相手からすれば『また、勝地が来たぞ！』みたいな感じかも知れませんが、なるべく絡んでいくようにしています。肌に触るとかして、グッと距離感を縮めて本番を迎えたい。今も裏にいるのですが、これからみんなに絡んで行こうと思います」と無駄絡みをする理由を伝えた。

　記者から「無駄絡みの効果で距離感が縮まった手応えはあるのですが？」と問われると、「手応えはありますね！僕だけかもしれませんが（笑）しゃべりやすくなっている」と照れていた。

　同舞台は、PARCO劇場開場50周年記念シリーズとして、2日から23日に東京・PARCO劇場で上演されるもので、放浪の旅人と孤独な美貌の村娘、夜叉ヶ池の竜神姫と彼方の竜神の二つの恋物語が、強欲にはしる人間世界、ユーモラスな異界の物の怪たちの世界が交錯し荒々しくぶつかり合い、悲劇と美しい結末へと導かれていく物語。