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『シン・仮面ライダー』池松壮亮&浜辺美波&柄本佑、撮影秘話が続々 まさかのポメラニアンオーグ願望明かす

 “原点”をリスペクトしつつ生まれた、新たなオリジナル作品となる映画『シン・仮面ライダー』(公開中)。脚本・監督を庵野秀明氏が務め、本郷猛/仮面ライダーを池松壮亮(32)、ヒロイン・緑川ルリ子を浜辺美波(22)、一文字隼人/仮面ライダー第2号を柄本佑(36)が演じている。ORICON NEWSでは、池松&浜辺&柄本に動画インタビューを実施。撮影秘話などを聞いた。

『シン・仮面ライダー』に出演する(左から)柄本佑、池松壮亮、浜辺美波 (C)ORICON NewS inc.

『シン・仮面ライダー』に出演する(左から)柄本佑、池松壮亮、浜辺美波 (C)ORICON NewS inc.

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■こだわり抜いた庵野秀明監督 自身の仮面ライダー姿の感想も明かす
――オファーを振り返って。
【池松】まさかでした。自分でいいのか、という感じでしたけど企画の持つ事件性にワクワクしましたし、こういう作品ねと想像できるものでは全くなかったことに惹かれました。庵野秀明監督が満を持して、新たなオリジナル作品として『仮面ライダー』を作る。そこに立ち会えることに喜びを感じました。

【浜辺】庵野監督の作品はもちろん拝見させていただいていました。ご一緒できる機会も、これから先にそんなに多くなは訪れないだろうと思っていたので、うれしかったです。あと、平成仮面ライダーが好きなので、まさか仮面ライダーに会えると思っておらず、このタイミングでよみがえる、そんなめぐり合わせがあるんだと胸が高鳴りました。

【柄本】もちろん仮面ライダー第2号に自分がなるのは驚きでした。あとは、いち映画ファンとして庵野秀明監督作に主要なメンバーとして参加できる喜びも同時にありました。

――庵野秀明監督の印象はいかがでしたか?
【浜辺】怖い方なのかなと思っていましたが、とても優しい方でした。

【池松】普段は優しいよね。作品に入った時は底なしにストイックな方でした。

【柄本】めちゃくちゃ体力があるんだな、と感じられました

【池松】全く休んでなかったですよね。休みも常に編集室に入っていました。

【柄本】腕と足が長い!ビックリしました。

――庵野監督がこだわり抜いた作品です。撮影時に感じたことと、完成した映画の違いはありましたか?

【池松】自分がこんなに完成がイメージ出来ないことがあるのか、と。正確に言えば遠かった。自分が演じたという体感が実は今も薄いんです。普段の演じるという行為とは違う作業が長い間続いていたように感じています。ようやく、あの日々の答えを見せていただいた。出来上がったあとも、すごいものを見たという感覚と同時に、本当にこれで全て終わったのか、しばらく信じられず呆然としていました。

【浜辺】台本はありましたが、現場でも編集段階でも都度、変わっていると聞いていました。どういう作品になっているんだろう、と。演じていて、画がつながっていなかったらどうしよう、という思いがあったのですが、完成したものを観た時に、さすが庵野監督だなと未熟ながら思いました。クリエイターさんは、突き詰めるとこんなにすごいことになるんだ、と。自分が出演している感覚とは違った見え方ができました。

【柄本】初めての体験が撮影中もありました。グリーンバックやブルーバックなど使っていて、色の違いは何があるんだろう、と思ったり。台本も通常の台本の形式と違って、監督の頭の中にあるビジュアルがそこに載っていたりした。それだけでも、どうなるのか楽しみだった。できあがったものを観て「なるほど、こういうふうになっていたのか!」という驚きがありました。すごい作品に出たんだな、という感慨がありました。

――自身の仮面ライダー姿の感想も教えてください。
【池松】まさに仮面ライダーだと感じました。あまり実感はなかったんですけど、完成したものを観て、カメラの後ろにいるスクリーンには見えないスタッフたちに仮面ライダーにしてもらったんだなと胸が熱くなりました。

【柄本】自分でどう思うというよりは、オリジナルファンの方やこれから仮面ライダーに出会う人が観て、どういうふうに思われるか、という気がします。

【池松】誰が何を言おうと、カッコよかったです。

【浜辺】最高でした。

【柄本】ありがとう!池ちゃんはカッコいいし、浜辺ちゃんのガンアクションもカッコよかったです。これから、この作品に出会う方にカッコいいと思ってもらえるように務めました。

――浜辺さんはガンアクション、いかがでしたか?
【浜辺】ガンアクションなど本格的なアクションは初めてで。元自衛隊の方に来ていただいて、火薬を入れて、本当に引き金を引く。もちろん実弾は使っていないのですが、緊張感がすごかったです。ちょっと気を抜くと震えるような感覚でした。

【池松】ルリ子の最初のシーン、爆発して飛んで森の中に落ちるじゃん。あれスゴい高さから落ちるよね。そのあと3回転くらいして平気なことに少し笑ってしまいました(笑)

【柄本】思った!「あの高さは死ぬぞ!」って思ったけど平気だったね(笑)。けがもないし。

【浜辺】一応、組織の生まれなので(笑)。

【柄本】あと、いそいそとキャンプ道具を片付けているところがカワイイよね!しかも、しゃべりながら。

【浜辺】観ながら、そんなに片付けなくてもよかったかなと思っちゃいました(笑)。

【池松】僕はイチローのもとで一文字と対峙するシーンでルリ子に「撤退しよ」というところが好きです(笑)

■首の角度までも微調整 『仮面ライダー』第1話「怪奇蜘蛛男」を思わせるシーンの撮影秘話

『シン・仮面ライダー』(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

『シン・仮面ライダー』(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

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――『仮面ライダー』第1話「怪奇蜘蛛男」を思わせるようなシーンもあります。
【池松】構図をオリジナルへ近づけるべく、何回も撮影し直しています。

【柄本】登場のシーンも?

【池松】あれも何度も撮り直しました。首とカメラの細かな角度の違いがあったり。

【柄本】でも、ど頭からタイトルバックまで、もうカッコよすぎだよね。

【浜辺】いきなり始まって、あんなに全速力で進むなんて、という感じですよね!

――サイクロン号に乗り、風を受けて変身するシーンについては。
【池松】撮影はグリーンバックを使ってのものでした。どうなるのか全く分かってなかったですが、あんなにカッコいいシーンになっていて驚きました。バイクの変身シーン、大好きです。

【柄本】「そんなにカッコよくなるなら言ってよ!」ってシーン、かなりあったよね(笑)。

――マスクを着けてのアクションも見どころです。
【柄本】実際に今まで入ってやっていた役者の方はすごいなと思いました。とても狭い視野で、あんなアクションをやられているのか、と。呼吸もしにくいですし。でも、庵野監督がこだわられて、芝居部分からアクションまでほぼ自分たちでやりました。観終わった方が「変身後もフォルムが変わらずに、どう観ても池松さんと柄本佑」と言ってくれて、すごくうれしかったです。やりがいがありました。

【池松】風情が映る。見えないからこそ映るものを大事にできてよかったです。仮面の中に、傷を、心を隠して闘うのが、仮面ライダーだと思っていました。

――浜辺さんはマフラーを巻くシーンが印象的です。
【浜辺】巻き方が重要で。巻き終わった後の長さもこだわりました。ステキになっていると思います。

【池松】家に持って帰って特訓してましたね。

【浜辺】手にマメができるぐらい…。冗談です(笑)。真顔で言うから!

【池松】血だらけになりながら練習してたもんね。マフラー巻かせたら、もう…。

【浜辺】最後まで言ってくださいよ!(笑)

【池松】マフラー巻かせたら日本一ですよ(笑)

――SHOCKERは、人類の幸せを求める組織である、Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodelingの略称です。
【池松】SHOCKERが人類の幸せを求める組織だということが面白いですよね。しかし真実は、人間から自由を奪い、幸福の奴隷にし、コントロールしようとしています。一方、仮面ライダーは、ヒーローになりたいとは全く思っておらず、地球の平和ではなく、あなたを守りたい、隣の人を守りたいと言っているんですよね。

――もし、SHOCKERにスカウトされたら…。
【池松】入るわけないじゃないですか!(笑)

【柄本】『シン・仮面ライダー』観た後だとね…。まぁ、入らないかな。

【浜辺】下級構成員は嫌だけど、オーグメント、上級構成員まで行きたいです!私、ポメラニアン好きだからポメラニアンオーグがいいな!

【池松&柄本】すぐ倒してやる!(笑)

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします。
【柄本】まだ観ていない方は、きっと庵野秀明監督が次は何を見せてくれるんだ、という期待でいっぱいだと思います。その気持ちより増幅させて劇場に駆けつけていただければと思います。その期待を上回る作品と我々は自負しておりますので、庵野ワールドを楽しんでいただければと思います。

【浜辺】子どものころに多くの方が通ったであろうヒーローへの憧れ、羨望の気持ちを、こんなに再びわき上がらせてくれる作品はないと思います。期待に期待を重ねても、それを上回ってくれる物語になっているので、ぜひ映画館で。お待ちしております。

【池松】観ていただいた方、本当にありがとうございます。これから観ようかなと思っている方、ぜひ劇場でお待ちしています。なかなか見られないようなドキドキワクワクできる様々な面白い要素がてんこ盛りのエンタメ作品に仕上がっています。たくさんの人が映画館で楽しんでいただけるとうれしいです。

■『シン・仮面ライダー』あらすじ
 望まぬ力を背負わされ、人でなくなった男。与えられた幸福論に、疑問を抱いた女。SHOCKERの手によって高い殺傷能力を持つオーグメントと化した本郷猛は、組織から生まれるも反旗を翻した緑川ルリ子の導きで脱走。迫りくる刺客たちとの壮絶な戦いに巻き込まれていく。

 正義とは? 悪とは? 暴力の応酬に、終わりは来るのか。

 力を得てもなお、“人”であろうとする本郷。自由を得て、“心”を取り戻したルリ子。運命を狂わされたふたりが選ぶ道は。

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  • 『シン・仮面ライダー』に出演する(左から)柄本佑、池松壮亮、浜辺美波 (C)ORICON NewS inc.
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