日本テレビの篠原光（しのはら・こう）アナウンサー（28）が、3月31日、自身のツイッターを更新し、同日で同局を退職したことを報告した。

　篠原アナは退社を伝えた上で「改めて、4月からはゲームキャスターとしてeスポーツ実況を中心に活動していく予定です。子どもの頃から遊んでいるゲーム。中学生の頃から動画を見てきたゲーム。ある時、その世界で本気で世界一を目指すゲーマーと、その姿を伝えるキャスターという存在を知りました」とつづった。

　続けて「日本選手が世界一になる瞬間を自分も伝えたいと夢見て決意した次第です。もちろん競技シーンのみならず現代ゲームの楽しさや可能性をより多くの方に知ってもらえるよう伝えたいと思っています」と決意表明。「こんな夢を抱くことができたのは、日本テレビアナウンサーとして育てて頂いた5年間があったからです。ZIP!を3年、ヒルナンデス！を1年9ヶ月。その他ボクシング中継やナレーションなど、それぞれの現場で至らない自分にたくさんのアドバイスを頂きました」と感謝した。

　さらに「退職に向けてお世話になった方々にご挨拶に伺っていたのですが、先輩、同期、後輩、一人一人の顔を見ると指導してもらったり話し合ったりした記憶が昨日の事のように蘇りました。スケジュール帳がいっぱいになるくらいの人と会って改めて、今の自分はこの人たちなしにはあり得ないんだと実感しました」との秘話も。

　その上で「そしてそれは、こうしてSNSで日々リアクションやメッセージを下さる皆さまも同じで、くだらないことを投稿して、つっこんだり乗ったりしてもらえるのが本当に楽しかったです。これからも変わらず、付き合っていただけたら嬉しいです」としたためた。

　最後に「頑固で手のかかる私を5年間も育ててくださり、とんでもないわがままを聞いてくださった、日本テレビの皆様と、SNSで日々支えてくださる皆様に、心からの感謝を申し上げます。本当に、本当に、ありがとうございました。もっと詳しいことは、また明日」と呼びかけた。

　篠原アナは1994年11月生まれ、東京都出身。明治大学政治経済学部を卒業後、2018年に同局に入社した。同年から『ZIP!』のスポーツコーナーなどを担当し、21年から『ヒルナンデス！』のアシスタントに就任。22年末で同番組を卒業していた。

　同局のアナウンサーを紹介する公式サイトで、自身の趣味について「テレビゲームをすること」と回答するほどゲームが好きで「これまで最も熱中したのはファイナルファンタジーX。移動中など隙間時間はe-sportsのプレイ動画を見ています」と明かしている。22年7月には、チーム戦略バトルゲーム『ポケモンユナイト』の高校生日本一を決める「ポケモンユナイト甲子園」の実況も担当していた。