NHK大阪放送局に4月1日付で着任する高瀬耕造アナウンサー（47）が22日、大阪市内の同局で行われた取材会に出席し、新天地への意気込みを語った。兵庫県加古川市育ちだが、関西に住むのは28年ぶりだとし、「一からいろんなことを学びたい」と笑顔を見せた。

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　高瀬アナは東京アナウンス室からの異動で、2月いっぱいで退局した武田真一アナ（55）の後任として、全国ネットの『ニュース きん5時』（総合、毎週金曜　後5：00）などを担当する。「大阪や関西の魅力、人の動きや街の動き、そういったものを全国へ発信していけたら」と語った。

　また、「東京に15年間おりました。ほぼ報道分野で仕事をしてきまして、このタイミングで新しいことにチャレンジするのは良いタイミング」と位置づけ、「『ニュース きん5時』だけではなくて、大阪放送局でおそらく広告塔のような存在、役割が求められている面があろうかと思う。あらゆることへのチャレンジはやぶさかではなく、よろこんでやっていきたい」と張り切った。

　その一つが、新しいニュースの発信だという。これまで『NHKニュース7』『NHK NEWS おはよう日本』などを通じ、「ただニュースを伝えることにどうプラスα付加価値をつけられるかチャレンジしてきた」とし、大阪ではさらに「自分自身のトーク力、魅力的な伝え方、そういうものを研究して磨いていきたい」と語った。『ニュース きん5時』で共演する小籔千豊をはじめ、芸人たちとの触れ合いにも期待を寄せた。

　関西弁については、加古川育ちで「播州弁なんです、もともと」という。「わざとらしい『なんでやねん』とか、ウチのアナウンサーでもいますね…、ああいうのはやめたほうがいい」と笑わせ、「親も私が関西弁を話すことに違和感を覚えている」と明かしながら、「やりとりをする中で自然に出てくると思う」と語っていた。