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森田健作、タイ・経営大学の客員教授に 両国結び技能者を養成する「アジアオンライン大学(仮称)」設立提言も

 “青春の巨匠”としてタイでも大人気の前千葉県知事で俳優の森田健作(73)が、同国で最も歴史のある企業大学・パンヤピワット経営大学(PIM)の客員教授に任命され、3日にPIMでソンポップ・マーナランサン学長から森田に辞令が交付された。その後、学生を前に講演する中で意欲を語った一方、日泰の人的交流を深めていくことを目的に、PIMと共に「アジアオンライン大学(仮称)」を設立することを提言した。森田の客員教授就任には在タイ日本大使館の梨田和也大使も「タイから日本への観光客は多いが学びの先として日本は弱い部分があっただけに、今回の森田さんには期待している」と歓迎ムードだった。

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)

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 森田のタイでの人気は“アイドル並み”。森田は千葉県知事在任中、台湾やタイ、シンガポールなどアジア各地にトップセールスに赴いてきたが、その中でもタイは知事という以上に、主演した日本テレビ系の青春ドラマ『おれは男だ!』(タイでのタイトルは『剣道』)のファンが多い。

 放送から50数年が経った現在でもレコードやポスター、ドラマのDVDなどが出回っている。ドラマの主題歌で森田の歌った「さらば涙と言おう」や「友達よ泣くんじゃない」などはカラオケの上位を占めているほど。中でもプーミポン・アドゥンヤデート国王(2016年10月13日没、享年88)の次女、マハー・チャクリー・シリントーン王女(67)は今でも熱烈な森田ファンとして知られている。森田は「役者冥利に尽きる。タイに来ると、今さらながらアイドル時代に戻った感じになる」と苦笑いしていた。

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)

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 そんな森田に人気に着目したのがPIMだった。PIMは民間企業によって設立された。地元の教育関係者によると「タイでは最も歴史のある大学」だという。特に「高いスキルを持った労働者を育成及び訓練するための大学」で経営管理、工学技術、コミュニケーション・アート、革新的農業管理、食品ビジネス管理など11学部からなり「専門性を追求している。タイ最大のコングロマリットの一つ『CPグループ』の職業教育と就労機会を提供する教育機関」として認知されている。

森田は知事時代、民間事業者と組んで千葉県の農水産物や観光を売り込む海外トップセールスに力を入れてきた。さらに現地の旅行業者との観光セミナー商談会などを行い、千葉県の魅力をアピールしたが、昨今は「外国人労働人材」の確保が急務となっている。もはや待ったなしと言うのが現実。これからは日本の将来のためも独自に協力関係を構築していかなければならない」と意気込む。

 森田がPIMからの客員教授の依頼を受けたのもその一つだった。少子高齢化の流れが止まらない日本では、外国人労働人材の確保が最優先となっている。現在、タイには10万人の日本人が滞在しているそうで、梨田大使によると、この人数は「全世界で米国、中国、オーストラリアに続いて第4位で、さらに6000社を超える企業が進出している。日本にとってタイは今やアジアの中でも重要な位置を占めている。最近ではEXILEさんのLDHもタイで新たな展開を図っています」と語る。

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作

『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作

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 森田は「専門分野での優秀な技術者、技能者を育てるのは重要なことだし、さらにはタイの日系企業では働いてもらうような環境づくりが重要。日泰友好のために私の知名度を利用してもらえるなら光栄ですし、若い人のため、日泰のために汗を流したい」と熱っぽく語った。

 さらに、森田は2025年の開校を目標にIT、AIに特化した「アジアオンライン大学」の構想も提言した。これはPIMも参加しての計画で、日泰をオンラインで結んで技能者を養成しようというもの。森田は「勉強することも研究することも大切なことですが、その前に重要なのはタイの若者が日本に関心を抱き、日本を好きになってもらい、日本で働きたいと思ってもらうことです」と狙いを説明。「これからも日泰は青春の心を持った仲間です。両国の発展のためにインターネットを使った新たな教育機関を作りたい。その大学では専門的な学びはもちろんですが、日本の流儀に合った教育、いわば『日本学』もカリキュラムとして盛り込みたい。将来的にはタイからアジア全域に広げていきたい」と力説していた。

 森田は、今後も定期的にタイを訪れ、PIMで客員教授として授業を行うという。

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  • 『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)
  • 『オンライン大学(アジアインターネット大学)』の客員教授に就任した森田健作(左)
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