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難病ALS…声優・津久井教生「声を失いました」 一時意識不明・呼吸停止も乗り越え思い

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)を公表している声優・津久井教生が17日、自身のブログを更新。現状を明かすとともに気管切開の手術を受けて「声を失いました」と明かした。

津久井教生

津久井教生

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 この日、所属事務所の81プロデュースが書面を通じて「津久井教生は、かねてより闘病中の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状が進行し、昨年末に気管切開の手術を行うと同時に人工呼吸器を装着いたしました」と報告。「幸いにも、年明け早々に退院をすることが出来て現在は自宅での生活に戻っております」と伝えた。

 続けて「現在、残念ながら声を発することは大変厳しい状態となりましたが、津久井本人はこれまで通り前向きに病と向き合い、頑張って日々を過ごしております」とし「当社は所属俳優である津久井教生に『今』できることを模索し、これからも責任をもってマネジメントを続けてまいる所存です」とコメントした。

 津久井も同日、ブログを通じて「事務所からも発表されましたが、現在の私・津久井教生の現状をお話ししています。気管切開の手術を受けて『声を失いました』」とつづり「見ていただけたらうれしいです」と動画をアップした。

 動画で津久井は、AI音声を通じてこれまでの経緯を説明。昨年12月2日に体調不良となり、緊急入院。12月5日に意識不明となり、一時呼吸が停止したと告白した。周囲の呼びかけなどで意識は戻ったというが、その時に不思議な体験をしたという。こうした一連の経験から、12月9日に気管切開の手術を決意。同時に声を失い、人工呼吸器の装着となった。

 その後も動画では、1ヶ月半の入院生活や、退院後の自宅での様子を紹介。そのほかにもALSや今後への思いを語った。時おり笑顔を見せた津久井。最後は「引き続き応援していただけたらうれしいです」と呼びかけ「声を失いましたが、このような(AI音声による)発信もできます。ゆっくりと前に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします」と前を向き動画を締めくくった。

 津久井は、2019年10月、自身のブログにて難病である「筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)・ALS」と診断されたことを公表。昨年11月には所属事務所が、津久井が声を担当していたNHK・Eテレ『ニャンちゅう』(ニャンちゅう)を羽多野渉に交代すると発表していた。

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