人気グループ・NEWSの加藤シゲアキが、4月1日から東京・新国立劇場で上演される舞台「エドモン〜『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男〜」の全キャストとメインビジュアルが公開された。共演には大谷亮介、平祐奈、細田善彦、安蘭けい、金田明夫が決定した。

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　舞台は、1897年パリ。将来をしょく望されるも2年間の長いスランプに陥っている崖っぷちの劇作家エドモン・ロスタン（加藤）に、突然大きな仕事が舞い込む。その舞台の初日はまさかの3週間後。大女優と大御所俳優のむちゃぶり、親友との三角関係、主演女優のきまぐれ、プロデューサーからの鬼催促、完全なる資金不足、妻の嫉妬など、あらゆるトラブルに見舞われながらも、なんとか書き始めたのは、17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の話『シラノ・ド・ベルジュラック』だった。

　『シラノ・ド・ベルジュラック』は、日本でも大正時代に『白野弁十郎』として翻案上演されるなど、初演から120年以上経た今もなお、世界中でミュージカル化、映画化もされるなど愛され続けている。今となっては珠玉の名作戯曲となった『シラノ・ド・ベルジュラック』が、3週間でいかにして「初演」の「初日」を迎えたのか、その秘密が解き明かされる、抱腹絶倒のドタバタ幕内コメディー。演出は昨年秋に紫綬褒章を受章したマキノノゾミ氏が担当する。

　有名喜劇俳優コクランに大谷、衣裳係ジャンヌに平、エドモンの友人で俳優のレオに細田、舞台監督のリュシアンに福田転球、兄弟でプロデューサーを務めるアンジュに三上市朗、マルセルに土屋佑壱、大御所女優サラ・ベルナールに津田真澄、エドモンの妻ローズに佐藤みゆき、コクランの息子ジャンに章平、そして、訳アリ女優マリア・ルゴーに安蘭、カフェの店主ムッシュ・オノレに金田といった個性的な面々が参加。

　出演者総勢12人で約50もの役を演じ分け、今なお世界中で愛される名作誕生にまつわる紆余曲折と、苦悩、そして、なによりも熱い熱い劇場愛を、爆笑の渦に巻き込みながら届ける。